春と秋は季節の変わり目であり、多くの人々にとっては過ごしやすい時期ですが、アトピーを持つ私たちにとっては一筋縄ではいかない季節です。特に、この時期に飛散する花粉やその他のアレルゲンは、肌の状態を悪化させる大きな要因となります。今回は、この時期の花粉とアレルギー対策について、私の経験と工夫をお話ししたいと思います。
まず、春になるとスギ花粉やヒノキ花粉が飛び始めます。これらの花粉は目や鼻だけでなく、皮膚にも悪影響を及ぼすことがあります。私自身、春になると顔や首、腕にかゆみや赤みが現れることが増えます。特に外出時に花粉が肌に付着すると、すぐに反応してしまうため、日々のケアが欠かせません。私が実践している対策の一つは、外出時にマスクやサングラスを着用することです。これにより、顔の大部分をカバーできるため、花粉の直接的な付着を防ぐことができます。
さらに、帰宅後にはすぐにシャワーを浴びることを習慣にしています。外出中に付着した花粉やホコリを洗い流すことで、肌への刺激を最小限に抑えることができます。特に、髪の毛や顔に付着した花粉は見落としがちですが、しっかりと洗い流すことが重要です。私は、普段から愛用しているサボンドマルセイユせっけんを使って優しく洗浄します。このせっけんは、肌に優しいだけでなく、保湿効果も高いため、シャワー後の乾燥を防ぐことができます。
秋になると、ブタクサやヨモギなどの花粉が飛び始めます。これらの花粉も春と同様に肌に悪影響を及ぼすことがあります。特に秋は、夏の紫外線ダメージが残っているため、肌が敏感になっていることが多いです。そのため、より一層の保湿ケアが必要です。私は、セラミエイドのボディソープを使って肌を洗浄し、その後にしっかりと保湿クリームを塗るようにしています。このボディソープは泡で出てくるタイプで、肌に優しく、保湿効果も高いため、乾燥する秋の季節には最適です。
また、室内環境にも気を配ることが大切です。花粉の季節には、窓を開けて換気することが難しくなるため、空気清浄機を使って室内の空気を清潔に保つようにしています。特に寝室は、長時間過ごす場所なので、花粉やホコリをできるだけ取り除くことが重要です。さらに、布団や枕カバーは頻繁に洗濯し、清潔な状態を保つよう心掛けています。
食事面でもアレルギー対策を考えることが必要です。私は、抗酸化作用のあるビタミンCを多く含む野菜や果物を積極的に摂取するようにしています。ビタミンCは、体内のアレルギー反応を抑える効果があるとされているため、毎日の食事に取り入れることで、少しでも症状を和らげることができると感じています。
さらに、ストレス管理も重要なポイントです。ストレスはアトピーの症状を悪化させる原因となるため、リラックスする時間を持つことが大切です。私は、趣味の読書や音楽鑑賞を通じて、心身ともにリフレッシュする時間を作るようにしています。特に、アロマテラピーはリラックス効果が高く、アレルギー症状の緩和にも役立つため、寝る前にアロマオイルを使ってリラックスしています。