今回はアトピー男子に向けたヒゲ脱毛のお話です。
肌が弱い人が脱毛なんて!と思うかもしれませんが、逆の考え方もあるのです。
「どうして顔周りのアトピーが良くならないのか」の原因を理解すると「アトピーだけど脱毛」という選択肢があるのが理解できます。
ぼくはアトピーですが医療脱毛して良かったと思っているひとりなので、実体験を交えて理由を解説します。
ちなみに、メンズのひげそりがわかりやすいのでコレを中心に解説していますが、女性の体毛処理も原理は同じです。
アトピーの男の子を持つ人にも有益です。 下手なひげそり方法を身に着ける前にこの知識を持っておくとアトピー改善に役立ちます。
ひげそりは肌への刺激になり、アトピー悪化の原因になる
ひげそりに限らずですが「毛を剃る」という行為は肌への負担になります。
特にカミソリ。カミソリを使って毛を剃ると素早くきれいに深剃りできますが、肌への負担は相当なものです。
アトピー改善視点から「毛を剃るのはアトピー悪化の原因になるからダメ」というのは簡単ですが、美容の領域だけでなくエチケットの領域でもあるのでダメと言われてもやらざるを得ないというのがリアルだと思います。
ぼくもこのジレンマに苦しみました。
アトピーをよけながらの髭剃り。どんなに気を使っても顔のアトピーにシェービングフォームが付着してしまう。
しみて痛いですし、しみるということはアトピーへの刺激になっているということですからアトピーが悪化していきます。
「顔のアトピー×ひげ」という組み合わせが本当に厄介なのです。 本当にどうしたら良いんだ!という感じです。
アトピーは仕方ないことと思ってもらえますが、ヒゲは処理できるだろうと思われるのが一般的。
ヒゲの処理でアトピーが悪化し、アトピーが悪化するとヒゲの処理がやりにくくなるという負のループになってしまうのです。
ひげそりというアトピーが悪化する行為をやらざるを得ないというのが辛く、悩ましいことなのです。
しかし、今ではこの悩み、苦しみから解放されています。
それはヒゲ脱毛をやったからです。
アトピーのヒゲ脱毛は始めるまでが大変で、継続するのも大変なのです。なので、万人におすすめするか?と聞かれたらNOと答えます。
しかし、やり切るとヒゲの管理もアトピーの管理も楽になるので、やる価値はある行動だと思います。
アトピーが医療脱毛をやるまでのハードル
脱毛しよう!と思ってもアトピーがひどいと脱毛できません。 アトピーが落ち着いている時を狙ってやる必要があります。
で、アトピーを落ち着かせるためにひげそりを見直す必要があるのです。
脱毛したことがある人ならわかると思いますが、1回2回で毛がなくなるわけではありません。
とくにヒゲは毛が濃い部分になりますので何回も通って毛を減らしていくことになります。 クリニックに通う間隔も長く、2か月に1度くらいのペースになります。
つまり、脱毛しよう!と決意してすぐ行動したとしてもひげそりが必要なくなるのはだいぶ先になってしまうということです。
ちなみに脱毛クリニックに行くときはひげを深剃りしておく必要があります。 ヒゲが伸びた状態で施術するとやけどしてしまうからです。
何れにしても、アトピーは「肌に優しいく深剃りできる」ひげそり方法を習得しておく必要があるのです。
順序としては病院でもらう薬やその他改善(下にいくつか記事リンクをのせておきます。こういう改善。)を行いつつ、やさしいひげそり方法を身に着ける。
そうやって肌の状態を良くしたうえで脱毛を行う必要があるのです。
【対策例↓】
アトピーに効くとおすすめされた市販のオリーブせっけんがとても良かったから子供にも使うことにした - アトピーに負けないっ!
子供の洗濯物にアトピー用の洗剤と洗たくマグちゃんを組み合わせる - アトピーに負けないっ!
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アトピー対策で母親が買ってくれた万田酵素を青汁と組み合わせたら化けたから受け継いでいく - アトピーに負けないっ!
ひげそり方法で肌への負担が変わってくることを理解する
アトピー男子はひげそりに投資すべきです。
社会人ならひげそりは避けて通れませんし、ひげそりは習慣ですから下手なひげそり方法をずっとやり続けてしまうとアトピーが改善しません。
肌への刺激を考えると深剃りしたくありませんが、エチケットや清潔感を考えるとそういうわけにもいきません。
だから投資する価値があるのですね。
ひげそりをしっかり考えていく場合、お金と時間をどこまで投入するかをしっかり考えておかないと失敗します。
かみそりの使用期限、知っていますか? よくある替え刃式のT字かみそりのメーカー推奨期限は2週間です。
ひげの濃さ、硬さ、ひげそりの頻度によって変わってきますし、保管方法によっても変わってきます。
お風呂場などの湿気が多いところで保管すると刃が傷みやすいことは誰もが理解できると思います。
2週間交換早すぎ! 替刃高い! 1か月~2か月使っている人もいる! と思うかもしれませんが、アトピーの人とは事情が異なります。
↓替刃は高い!
切れ味が鈍ると肌への負担が増えます。 アトピーが替え刃式のかみそりを使うなら交換頻度を高めたいです。
と、ここまでかみそりの話をしてきましたが、アトピーにかみそりは向いていないと思っています。
ではアトピー向けのひげそりグッズとは何か? 電動シェーバーです。
意外かもしれませんが、カミソリよりも電動シェーバーのほうが肌に優しいのです。 刃が肌に直接当たらないからですね。
アトピーとヒゲが混じっている部分の処理も電動シェーバーのほうが便利です。
電動シェーバーも色々あって迷いますよね?(子供にプレゼントする時とか)
ぼくは何年もあらゆる電動シェーバーを試してきましたが、最近の電動シェーバーはレベルが高いのでどれを買っても大丈夫です。
ブラウンが深剃りできるけど肌への刺激が強い、フィリップスは深剃り難しいけど肌に優しいという界隈での「常識」みたいなものがあります。
傾向としてはいまでもそうですし、実際使い比べてみてもそうだと思いますが、使い比べて初めて差がわかるレベルなので、気にしなくて良いレベルだと思います。
ちゃんとしたメーカーのそれなりのグレードのもの(1万円くらい)を選べば十分です。
で、ここから大切なのですが「アトピー的な」機能の取捨選択があります。
・水洗いできること
・自動洗浄機能は不要
清潔にかかわる部分です。 多少面倒でもアトピーは毎回ひげそりを洗浄しましょう。 そのために水洗いできる機能は必須です。
ハンドソープで良いのでヒゲと皮脂は毎回洗い流し、しっかりと乾燥させて清潔を保ちましょう。
清潔を保つなら自動洗浄機能があったほうが良いと思うかもしれませんがこれが落とし穴。
洗浄液がアトピーへの刺激になります。(実体験)
このように、良かれと考えて高級機を買うと逆に失敗することがあるので、一応参考商品のリンクを張っておきます。
息子へのプレゼントで高級機を贈ったら洗浄液でアトピー悪化した!となったら悲しいですからね。
↓参考商品(ぼくの買い替え候補)
このレベルのもので好みのものを選べば大丈夫だと思います。
高級電気シェーバーが高額な理由は付加機能、付加価値です。 具体的には自動洗浄機能ですね。
アトピーは自動洗浄機能無いほうがいいです。じぶんの肌にあった、肌が荒れない洗浄液を使っているメーカー探すとか不毛でしょう? 余分なトラブルになります。
高級機を買うお金があるなら刃を取り換えるタイミングを早めるほうにお金を使ったほうが深剃り的にもアトピー的にもハッピーです。
知識をもって予算配分をするとアトピー改善に役立ちます。
アトピーがヒゲ脱毛したら2年以上かかった
脱毛から脱線しましたが(それだけアトピーにとってひげそり方法は重要なのです!)、アトピーがヒゲの医療脱毛をした結果についてお話します。
かなり気をつけてやったので、医療脱毛が原因でアトピーは悪化しませんでした。
脱毛(レーザー)自体が原因の肌荒れはしました。
ただし、脱毛期間はかなり長かったです。
というのも、肌の調子が良い時を狙って脱毛しに行っていましたから、クリニック標準の2か月に1回の間隔では通えなかったのですね。
長い時は半年くらい期間が開いたこともありました。
こういう経験がありますから「アトピーのヒゲ脱毛で気をつけることは何ですか?」と聞かれたら「期間無制限のところに通ってください」と回答するようにしています。
「ヒゲ脱毛 無制限 通い放題 永久保証」
こういう条件のクリニックを探して通うのがおススメ。
ただ、もう一度言いますが万人におすすめできることではありませんし、クリニックによってはスゴイ痛い(輪ゴムで肌をパチンとやられる感じ)のでアトピー関係なく脱毛の痛みで続かない可能性がありますのでやるなら良く考えて決めてください。
やり切ると快適なのは間違いありませんし、何より顔のアトピー管理が格段に楽になりますから検討する価値はあります。
とはいえ、順序としてはまずひげそり方法の見直しからやるのが良いです。
繰り返しになりますが、脱毛を開始しても終わるまで時間がかかりますし、その間、今まで以上のひげそりケアが要求されます。
それに、ひげそり方法を見直した結果、脱毛までしなくても良いと思うかもしれません。
だからまず、ひげそり方法やひげそりアイテムを見直してから改めて脱毛を検討するのが失敗しない方法だと思います。