こんにちは。終身名誉アトピーの灯です。
綿100%信仰に侵されたことは無いでしょうか? わたしはあります。
綿100%のものいがい認めない!化学繊維はアトピーが悪化する! こう考えて疑わなかった時期があります。
今はどうかというと、モノによってはむしろ化学繊維を好んで選ぶようになりました。
今回はアトピーと化学繊維について、もとスーツ販売員の知見でお話していきます。
化学繊維は進化し続けている
綿100%のアイテムが肌に優しいのは間違いないです。 しかし、イコール化学繊維100%が肌に優しくないというのは成り立ちません。
厳密に言えば2つの要素があります。
・粗悪な化学繊維はアトピー悪化の原因になりやすい
・シンプルに肌との相性が悪い
年齢が高い方のほうが綿100%信仰を持っている傾向があると思いますが、化学繊維=粗悪のイメージからきているのだと思います。
事実、化学繊維には天然繊維の代用品という側面があります。 綿100%、ウール100%で作ると高いのでポリエステルやアクリルを使って値段を下げる役割ですね。
こういうタイプの化学繊維はアトピー悪化の原因になる可能性はありますが、昨今の、進化を重ねた化学繊維になってくると少し事情が変わってきます。
天然繊維の代用品としての化学繊維ではなく、やりたいことをやるための手段として開発されたタイプの化学繊維ですね。
吸湿発散の機能を設けるために開発された化学繊維(有名なのはユニクロのエアリズムやヒートテック、ブロックテックなど)です。
アトピー的に試す価値が高いのは吸湿発散性能が高いタイプの化学繊維。エアリズムとかですね。
アトピーと汗の相性の悪さについては今更いうまでもないでしょう。 エアリズムに代表される機能性化学繊維の生地は汗に対応するために開発されたものになりますので試す価値があるのですね。
綿は良い素材ですが万能の素材ではありません。 汗関係で言うと良く汗を吸ってくれるが乾きにくく、雑菌が繁殖しやすいデメリットを抱えています。
綿100%!ヨシ!と妄信するのではなく、目的に応じて素材を選ぶ必要があるということです。
化学繊維が天然繊維の代表品なんていうのは過去の話です。こういった機能性化学繊維でできた製品は下手な綿100%の製品よりも高いですからね。
こういう化学繊維はポリエステルであることが多いですが、ポリエステル=安物というイメージも古いです。 ポリエステルもピンキリで超高性能なポリエステルは高価です。
体の部位で合う、合わないがあることを知るべし!
意外と認識していない人が多いですが、じぶんの体の中でも化学繊維が大丈夫な場所とダメな場所がある場合があります。
わたしの場合はおしりが科学繊維ダメです。
肌着のシャツはどんな化学繊維のシャツ着ても大丈夫なのですがパンツは綿100%以外ダメだったりします。
これは試してみないとわからない事ですが、アトピーノートしかり、じぶんのアトピーを理解するという事はQOL(生活満足度)に直結しますから必要な投資です。
・大人アトピー性皮膚炎の原因がわかるアトピーノートをつけてみよう - アトピーに負けないっ!
実際、エアリズムに代表される吸湿速乾系の化学繊維はアトピーとすごく相性が良いです。
ステテコがいけるようなら騙されたと思って試してみてください。 ひざ裏のアトピーが劇的に良くなりますし、ズボンひざ裏のしわが付きにくくなるので清潔感もUPします。
【参考記事】
・秋にむけて改めてアトピーがステテコの重要性を語る - アトピーに負けないっ!
・ひざ裏のアトピーを簡単に直す方法(ステテコ治療法) - アトピーに負けないっ!
探すの大変だけど、合うのが見つかるとすごく豊かになる
先述の通り、ひとくちにポリエステルといっても山ほど種類があるのでエアリズム以外にもグンゼ等から出ている別ブランドのアイテムなら合う可能性があります。(投資という言葉がぴったりでしょう?)
↓参考商品。アトピー改善目的なら1年中「涼しい」系のアイテムが向いています。 この手のアイテムで発熱系を選んでしまうと、熱くなった時の調整が難しいことから汗でアトピーが悪化する可能性があるためです。
・アトピーなら押さえておきたいヒートテックのワナ! - アトピーに負けないっ!
綿100%にとらわれるとこの機会を失うことになってしまい、とてももったいないです。
アトピーはしんどい病気です。 だから安易に選択肢を狭めずに、ありとあらゆる手段をもって対抗していくのです!
やっていきましょう!