「アトピーだから」と恋愛を諦めた経験はないでしょうか?ぼくはあります。
断言します。「アトピーだから」恋愛ができないということは100%ありえません。
実際に、アトピーでも結婚して幸せに生活している人はたくさんいます。ぼくもそのうちの一人です。
とはいえ、アトピーの恋愛ならではのコツはあると思います。
この記事ではアトピー患者側視点で恋愛との向き合い方をまとめます。
- アトピーでも彼女はできる。結婚もできる。安心しよう!
- 普通の人はわざわざ「アトピーOK」アピールをしない
- アトピーは恋愛に不利。この事実のとらえ方
- アトピーカミングアウトを最初にやるべき理由
- いちばんいけないのはアトピーだから仕方がないと思ってしまうこと
アトピーでも彼女はできる。結婚もできる。安心しよう!
アトピーであっても恋愛できますし結婚もできます。
アトピーだから恋愛が難しい…と思っている人は、この事実を認識すること、受け入れることからはじめると良いです。
アトピーの人は傾向として恋愛に前向きになり辛いです。 では、どうして「アトピーだから恋愛が難しい」と思ってしまうのでしょうか。
おそらく、子供時代の「いじめ」が原因だと思います。
いじめが発生するきっかけは100%見た目です。 恋愛とルックスは切っても切れない関係性。 子供の頃にルックスでネガティブな経験がある。
これがアトピーの人が恋愛に前向きになり辛い原因だと思います。
これはものすごいもったいないこと。
意外と思うかもしれませんが、アトピーNGの人というのはアトピー患者本人が思うよりも圧倒的に少ないです。
しかも、この傾向は年齢を重ねるごとに加速します。
普通の人はわざわざ「アトピーOK」アピールをしない
恋愛においてアトピーNGの人が一定数いるのは事実です。 しかし、決して多数派ではありません。
でも多数派っぽく感じますよね? どうして多数派っぽく感じてしまうのか。
それはアトピーがNGではない人は、わざわざそのことをアピールしないからです。
ではアトピーOKの人が多数派なのか?というとそうではありません。
圧倒的な多数派は「どちらでも良い」です。
客観的に見て、アトピーが恋愛に占める要素はそれほど大きくなかったりします。 アトピーかどうかはあくまで一つの要素にすぎません。
性格や振る舞いに比べたらアトピーかどうかなどは微々たるもの。
アトピーの人はアトピーで悩み続けているのでどうしても大きな要素だと思ってしまいますが、みんながみんなそう思っているわけではないのです。
こう考えていくと「アトピーだから」を恋愛に絡めることが無意味と気づくはず。
好みや許容範囲は人それぞれですし、アトピーは致命的な要素ではありません。
先に述べた通り、この傾向は年齢を重ねるごとに加速します。何故なら、知識が増えていくからです。
例えば。 子供の頃はアトピーがうつる病気だと本気で思っていた人でも成長すればアトピーはうつらない病気なんだと学習します。 実態を理解していくと脅威ではなくなるのです。
知識がなく「うつるかもしれない」と認識しているときの拒絶は「じぶんの身を守るため」ですが、知識が付いて「うつらない」ことを理解すると「許容範囲か否か」の問題に変わるということです。
アトピーNGという声は大きく聞こえるもの。また、アトピー患者自身も過去の体験から恋愛にネガティブな検索をしがちなのでこういったバイアスがかかっているという事を理解しましょう。
アトピーは恋愛に不利。この事実のとらえ方
とはいえ、アトピーの症状というのは恋愛には不利であることは事実です。
アトピーだから恋愛に不利なのではなく、アトピーの症状は清潔感を損ないやすいから恋愛に不利なのです。
これは明確に区別して考える必要があります。
なぜなら「アトピーだから不利」と考えてしまうと、アトピーを治すしか解決策がなくなるからです。
こう考えてしまうとハードルが高くなりすぎてしまい、どうやって対策したらよいかわからなくなってしまいます。
しかし「清潔感」という切り口で考えると対策の幅が広がります。
見た目のきれいさは恋愛において強力な武器であることは事実です。
しかし「気づかい」はそれ以上に強力な武器なのです。
清潔感の本質は気づかいです。
相手に不快な思いをさせないための行動は相手の心に響きます。 これはやさしさだからです。
根本対策(アトピー治療)は重要ですが、アトピーはすぐに治るような病気ではありません。
そして、恋愛というのはタイミングが重要なものです。
「アトピーが治ってから、良くなってから」になってしまうとタイミングを逃します。
「しょうがない」という割り切りは重要なのです。 「今」を受け入れて、今できることを最大限にやる。これで十分ですし、このマインドがいちばん大切なのです。
アトピーカミングアウトを最初にやるべき理由
だからカミングアウトはとても重要です。
じぶんがアトピーであることを話すのは誠意のあることです。
相手の立場に立って、相手がアトピーの何を不安に思うかを考えるのです。
今のアトピーが良い状態なのか、悪い状態なのか。病院代がたくさんかかるのかどうか。食べてはいけないものがあるのかどうか。やってはいけないことはあるのか。
相手からすれば、これが全部わからないのです。 後だしされたら「先に言ってよ」と思いませんか?
情報を後だしして恋愛がうまくいかなかったとして。 それは本当にアトピーが原因で恋愛がうまくいかなかったといえるでしょうか? 上手くいかなかった原因は気づかい出来なかった事だと思います。
事故防止の観点からもアトピーカミングアウトは必須だと思います。
お互い一緒により良い時間を過ごすために、事前の情報共有は必須です。 勇気が必要なことですが、だからこそ誠意が伝わるのです。
そう考えるとカミングアウトにはメリットしかないと気づくはずです。
いちばんいけないのはアトピーだから仕方がないと思ってしまうこと
恋愛がうまくいかない、なかなか告白できない理由をアトピーのせいにしてはいけません。
いままでお話ししてきたように、アトピーはいち要素にすぎません。 決定的にダメになる要素では無いのです。
少々きびしいお話になりますが、アトピーでいじめられた過去があると傾向として行動、振る舞いが卑屈になってしまいがちです。 これが原因で恋愛がうまくいかないケースは割と多いです。
原因分析をしっかりせずに「アトピーのせい」にしてしまうと問題が解決しません。
逆に、アトピーさえ治ればだれとでも付き合える。 人生ハッピーが約束されると思うでしょうか? そうは思わないはずです。
アトピーで苦しみ続けた人がアトピーを重く考えてしまうのは仕方がありません。
でも、世間の人はあなたほどアトピーに対して関心が無いのです。
恋愛ではアトピーかどうかよりも人間性や清潔感のほうがはるかに重要度が高いです。
アトピーで恋愛を諦める必要はありません。
アトピーの恋愛がうまくいくコツは、
・アトピーであることを受け入れること(勇気)
・そのうえでできる限りの対策を行うこと(行動力)
・失敗したとしてもアトピーのせいにしないこと(100%うまくいく恋愛はあり得ません)
この3つです。これ以外は普通の恋愛と同じです。
特にアトピーのせいにしないことはとても大切です。
アトピーが恋愛に与える最悪の影響は、アトピーのせいにして諦めてしまうことだと思います。
恋愛はだれしもがじぶんのコンプレックスと向き合い、悩むものなのです。
★★★
アトピーNGの人は最初から対象外です。
相手をコントロールすることができない以上、悩むだけ損です。
ただし、本当にアトピーNGなのかどうか。 顔がタイプじゃない、性格がタイプじゃないと言いにくくてアトピーNGと言っているのかを見極めておくと良いです。
辛く、勇気がいることですが、次に活きてきます。