アトピーに負けないっ!

アトピー克服した経験と方法をアトピーで生まれてくる子供のためにまとめたブログです

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ニベアクリームをアトピーに塗ってはいけないただひとつの理由

 

こんにちは。灯(@tumenoakari)です。

 

ここ数か月、アトピーの手指ケアについて真剣に考え、さまざまなケアアイテムを購入し、じぶんの体で試してきたのですが、ニベアクリームって微妙?と思うことがありました。

 

今回の記事は、アトピーのケアにニベアクリームを使っているひと全員に読んでもらいたいです。

 

 

結論として、ニベアクリームの保湿力ではアトピーケアに物足りない

 

お話の結論から述べます。 ニベアクリームの保湿力ではアトピーケアには物足りないです。

 

これは、ニベアクリームが保湿力の低いクリームである!と言いたいのではなく、アトピーの肌乾燥や刺激を受けやすい肌質の保護をするならばニベアクリームくらいの保湿力ではぜんぜん足りないということです。

 

特にハンドケアに限定して実験していたのですが、手指がかゆくなる原因は保湿が足りないからであるというのが実験から得た知見です。

 

具体的に言うと、ハンドクリームをニベアから他の超高保湿のモノに切り替えたら驚くほど手指のかゆさが低減したのです。

 

そのうえで再度ニベアクリーム中心の手指保湿に切り替えたところ、手指にアトピーのかゆみを感じるようになりました。

 

よって、ニベアクリームの保湿力では足りないと思ったのです。

 

ニベアクリームの保湿力を高める工夫も一時的な効果しかない

 

勘違いしてほしくないので何度も言いますが、ニベアクリーム自体は良いクリームです。 保湿力も高めのクリームだと思います。 それでもニベアクリームでは保湿力が足りないというお話です。

 

ニベアクリームの保湿力を高める努力をやってみました。

 

オリブ油と併用したり、ナイトグローブを装着してみたり。

 

今年の夏は「おやすみ手袋」のニベア保湿でアトピーの調子が抜群に良い記録 - アトピーに負けないっ!

 

これら取り組みは効果的でした。 しかし、日常生活に取り入れることが非常に困難でした。

 

日常生活に取り入れるのが困難というのは、日中、仕事中などでもできるようなケアではないということです。

 

手指のべたつきが凄すぎて手指がふれるものすべて油だらけになってしまうということです。

 

睡眠前のスペシャルケアにとどまるというのが現実的な折り合いだと思いました。

 

ちなみに、厚塗りも効果は限定的と思います。 割と剥がれ落ち安いんですよ。ニベア。

 

抗炎症成分が入ったクリームは事後対応の製品であり、かゆくなる前のケアには不向き

 

かゆみどめ成分が入ったクリームも試しました。 超高性能&効果的ではあるものの、結局、事後対応の製品であることがネックになります。

 

対策を続けて思ったのですが、アトピーのケアはいかにしてかゆくならないようにするか?が重要なポイントです。

 

かゆみを感じた時点でストレスだ、ということです。 これは特に就寝時に重要な要素になります。

 

就寝時にかゆみを感じると覚醒してしまいます。 これでもう、アトピーを掻きむしろうがクリームで鎮静化しようが良質な睡眠は破壊されてしまいます。巡り巡って、睡眠不足がかゆみの原因に繋がっていきます。

 

クリームを塗ってかゆみを抑えるという行為はナイトグローブとの相性がめちゃくちゃ悪いです。 シンプルに、手袋を外さないとかゆみ止めがぬれないですからね。

 

逆に、日中のケアには非常に役立つクリームでありますので必要か、不要かで言えば絶対に必要なアイテムだと思いますが、あくまで補助的な役割にとどまります。

 

アトピーケアは、どこまでいっても、いかにしてかゆくならないようにするかがポイントなのです。

 

セラミド入りの高保湿クリームがいちばん良かった

 

現時点の最適解としては、セラミド入りのクリームがいちばん効果的でした。

 

 

3つのアプローチで、うるおった肌状態《湿潤環境》をつくることができるモイストサーキュレーション技術。肌あれを防ぎ、乾かない肌へとみちびきます。

①肌あれ・ひび・あかぎれを防ぐ

有効成分グリチルレチン酸ステアリル配合

②うるおいで満たすセラミド・アミノ酸※1GL(保湿)配合。肌にもとから存在し、うるおいに欠かせない成分で角層内に水分を蓄える力を持っています。

③うるおいのヴェールをつくるワセリンGL(保湿)配合肌上にうるおいの膜をつくり、水分が逃げるのを防ぎ外的刺激※2から肌を守ります。

 

 

引用元:https://amzn.to/3CDbstQ

 

なんでも、アトピーの人は肌を掻きむしってしまい、肌に本来あるセラミドが失われ、バランスを崩してかゆみの連鎖につながるとか。

 

「効果の根拠」は重要ですが、「実際に効果的かどうか」のほうが重要なので試してみたのですが、明らかにアトピー手指を掻く頻度は減りました。

 

このクリーム、非常に硬いテクスチャのクリームなのですが明確にニベアクリームよりも保湿力が高いです。

 

ニベアクリームの使用感は良くも悪くも肌の上に油メインのクリームを置く感じですが、コレは肌の上に1枚とうめいの膜を作るような使用感です。

 

いまのとこと色々ためした範囲では最も使い勝手がよく効果も高かったです。

 

ただし、ナイトケアではこれでも力不足を感じる為、オリブ油やニベアクリームなどと併用してナイトグローブで蓋して眠る運用にしています。

 

このように、アトピーの乾燥肌は思っていた以上に、想像をはるかに超えた乾燥度合いであることが理解できました。

 

 

ニベアクリームメインの保湿が悪いわけではないが、保湿をニベアクリームだけに頼るなら、これがアトピー改善しない原因になっている可能性がある

 

繰り返しになりますが、ニベアクリームが悪いというわけではありません。

 

ニベアクリームの保湿力は高いです。 しかし、アトピーの乾燥はそのはるか上を行くことがわかりました。

 

なまじニベアクリームの保湿力が高いのもこの場合よくありません。 「ニベアクリームできちんと保湿をしている」と思ってしまい、保湿が足りていないのでは?という考えに行きづらくなってしまうからです。

 

ニベアクリームは優秀なクリームですが、これだけ使っていれば大丈夫という万能クリームではありません。

 

むしろ、アトピーの乾燥肌なら普段使いには力不足のクリームだと思います。

 

ニベアが悪いわけではありませんが、いちど超高保湿&超高性能のクリームを試してみると良いかもしれません。

 

今回は、実体験を基にした啓蒙記事でした。