アトピーに負けないっ!

アトピー克服した経験と方法をアトピーで生まれてくる子供のためにまとめたブログです

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寝てる間に掻いたアトピー、目覚めの「やってしまった感」との付き合い方、慣れる方法を見つけた

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夢の中で違和感を覚える。 気持ちいい感じがするし、なんだかうしろめたい気もする。 抗えないこの感じ。 ずっと昔から慣れ親しんできたこの感じ。

 

意識が覚醒する。目が覚める。痛烈な「やってしまった」感に苛まれる。

 

夢であってくれ!という願いもむなしく、指に残る傷跡が寝ている間に掻いてしまった現実を突き付けてくる。

 

ふとんを跳ね上げシーツを見る。 既にはんぶん茶色く変色たシミが見つかる。 この様子だと被害はシーツだけではあるまい。

 

―――最悪の一日の始まりである―――

 

★★★

 

アトピーならこんな感じで一日が始まることは珍しくないと思います。

 

ぼくもあります。 かなりアトピー改善しました。 それこそ克服した!と言えるくらい。 病院に行っても「なんで来たの?」って言われるくらい。

 

それでもたまに「やってしまう」ときがあります。

 

昔は一日ブルーになるくらい落ち込んでいたのですが、ある時を境に上手くメンタルを切り替えることができるようになりました。

 

切り替えのコツは分析すること。

 

きちんと分析できるようになると被害を抑えることができるようになりますし、繰り返す頻度も抑えることができるようになります。

 

この記事では分析のやり方を紹介します。

 

【注意】この記事にはアトピー掻きむしった写真などが含まれます。

 

 

掻いてしまった原因を分析する

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久しぶりに「やって」しまいました。 右手の小指。第一関節~第二関節の間。 みごとに掻き壊れています。

 

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シーツもこんな感じで汚してしまいました。

 

ああ~~~~! とブルーになりますが、ちょっと冷静になって掻いてしまった原因を分析してみましょう。

 

ブルーになることは仕方がないことです。 でも、自己嫌悪はストレスです。 アトピー悪化の原因はストレスなので「自己嫌悪」で終わってしまうと悪循環に突入します。

 

「自己嫌悪」で終わってしまう人おおいと思います。というかほとんどの人がそうなんじゃないかと思います。 ぼくもそうでしたからわかります。

 

でも「やってしまった」で終わってしまうと改善しません。 繰り返してしまいます。 掻くのは我慢できませんし、無理に我慢してもいけませんから「どうして掻いたのか?」を分析し、対策する必要があるのです。

 

掻いてしまった原因を分析することで気持ちを切り替える狙いもあります。

 

「掻いてしまった」チェックシートで自己診断しよう

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掻いたときの状況をまとめると対策の糸口が見えてきます。 

 

1 掻くのに使用したものは何か
2 爪は伸びているか
3 目の粗い寝具で掻いたか
4 夜更かししたか
5 心配事、悩み事はあったか
6 サプリは摂ったか
7 睡眠環境(特に湿度)に問題ないか

 

こんな感じですね。 おおきく2つに分けてアプローチをしていきます。

 

掻いてしまってもダメージが少なくなるような対策をする

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何度か書いていますがぼくは掻くのは仕方がないというスタンスです。

 

極端に掻くことをかまんすると、がまんが強いストレスになってかゆみを強化する、悪循環になるという考え方ですね。 慢性的なアトピーから抜け出す第一歩とすら思っています。

 

この考えに基づき、手袋をする、手を縛るなどの掻かない対策はしません。 というか無駄です。

 

アトピーの人ならみんな理解している事ですが、その程度の対策で掻くのをやめることはあり得ません。確実に突破して掻きます。(そして「やりきった感」がでてしまいクセになってしまうのではないかと考えています)

 

掻くのは仕方がない。 なので掻くことが前提の対策をします。

 

そこで「どうやって掻いたのか?」という分析結果が役に立ちます。

 

爪で掻いたならもっと深堀してどうやって掻いたのか?まで分析します。

 

普通に爪で掻いているなら深爪しましょう。 爪切り後にきちんとやすり掛けしていますか? 深爪だけではちょっと甘いです。爪で満足に掻けなくなると切った後、荒れた詰めのフチで掻くようになります。

 

面倒ならやすりが要らないレベルで切れる爪切りを使いましょう。

 

↓こういうやつ


 

アトピーは深爪に慣れるべきです。 「寝ている間に掻いてしまう」対策として深爪はシンプルに効果的です。 

 

 タオルケットに指をこすり付けて掻いているようならガーゼケットを導入します。 ガーゼケットも色々あって目の細かいものを選ぶのがポイントです。

 

↓Amazonだと子供用しかない…

 

 

ぼくが買ったお店はここ → Fabric Plus -ファブリックプラス-

 

掻くという行為自体が物理的な行為なので、物理的にダメージを受けにくくする対策が有効です。

 

メンタルと睡眠環境を整える対策をする

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 掻いてしまった夜の季節、天気も分析しましょう。

 

睡眠環境と聞くと良いマットレスとかを思い浮かべますが、それよりもアトピー的に重要なのは気温と湿度です。

 

気温が高い、湿度が高い(低い)、要するに寝苦しいとストレスがかかるのはもちろんですが、汗の問題も影響してきてしまうのです。

 

特に湿度の影響は大きく、エアコンで室温を視ることはできても湿度を見ることはできませんから湿度計があると原因分析に役立ちます。

 

詳しい記事→子供のアトピー対策で湿度計を買う。じぶんが徹底的に湿度管理したら汗対策や保湿がスゴイ楽になったから。 - アトピーに負けないっ! 


 

思い出してみてください。 気持ちよく眠れた日に掻き壊した経験ない筈。 掻き壊すのは寝苦しい日の筈なのです。 これも分析をして気が付くことです。

 

快眠が重要な理由はこういうことなのです。

 

栄養バランスはわかりやすいですね。サプリをさぼった日、飲酒した日の夜に掻き壊したならそうだよなってなります。

 

ここでも「どうしてサプリをさぼってしまったんだ!」と嘆くのではなく、サプリメントちゃんと効果があったんだ!と前向きに思うようにしましょう。

 

詳しい記事→アトピー対策で母親が買ってくれた万田酵素を青汁と組み合わせたら化けたから受け継いでいく - アトピーに負けないっ!

 

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厄介なのは悩み事。 快眠を妨げる要素ですがコントロールは無理でしょう。(コントロールできないから悩むのです)

 

これは割り切ることが大切です。だってコントロールできないですもん。 できないものを無理にコントロールしようとするとこれが新たなストレスになってしまう。

 

じぶんの判断で割り切るのがポイント。 なぜだかコレだけでだいぶ楽になります。 ホントに。(割り切るんだっ!って判断することで寝る前に一応の決着がつくからだと思います)

 

じぶんの体を研究対象だと考えよう

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アトピーのツラさは尋常ではありません。

 

寝ている間にアトピー掻いて、翌朝の絶望感は筆舌に尽くしがたいものがあります。

 

アトピー本当につらいので当事者で居続けると心が疲れてきます。

 

だから、意識して「第三者視点」を取り入れると良い息抜きになります。

 

アトピー対策は個人差が激しく、誰かの成功体験をそのまま試してみても効果が出ないことなどザラにあります。 そのたび落ち込んでいたら心が持ちません。

 

だから分析するのです。

 

ぼくは「やってしまった」次の日は何が原因かを考えます。

 

そうすると繰り返し「やってしまった」ときにより深い分析ができるようになります。 前に向かって進んでいる感じがするんですよね。

 

繰り返し「やってしまった」けど以前よりも傷口のダメージが軽いぞ! これは深爪が効いたな!みたいな感じですね。

 

やったらダメ、しなくてはならないはストレスです。 これが「やってみよう!」に変化するとアトピーは一気によくなります。 分析は良い手助けになるのです。

 

何をするにもイチからじぶんで考えるのは大変なもの。 誰かの考えたこと、やったことを参考にするのが効率よいのは当たり前です。

 

ぼくも人の体験談を読みあさり本当に助けられました。 おかげさまで克服できたと胸を張れるくらいにアトピー改善しました。

 

だから、ぼくの体験談と考え方を記事にまとめて残しておきます。