アトピーに負けないっ!

アトピー克服した経験と方法をアトピーで生まれてくる子供のためにまとめたブログです

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ステロイドの時と市販薬で自己治癒強化した時のアトピー治る差がどのくらいか試した

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久しぶりに寝ているときにアトピーを掻き壊してしまいました。

 

ちょうどよかったので、市販薬とステロイドでアトピーの治りがどれくらい違うのかを試してみました。

 

目的はステロイドがクセにならないように、自己治癒でどのくらいいけるか?を調べることです。

 

【結果】

・生活に支障がなくなるレベルになるのには2倍の差

・きれいに治るのは5倍以上の差

 

治りに関してはステロイドの圧勝!自己治癒メインで頑張るなら2日目までが山場という感じです。

 

「脱ステ」を考えて市販薬をチョイスする

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アトピー用の市販薬といっても無数にあります。

 

目的が「脱ステ(控ステ)」を視野に入れた、市販薬で自己治癒力を強化したらどのくらい治る時間の差が出るか?の実験なので弱めの薬を選びます。

 

具体的には白色ワセリンオロナインレベルですね。

 

ステロイドが含まれる市販薬を選んでしまうと試す意味が薄れてしまいます。 抗アレルギー系の市販薬は人による差が激しいので参考にならないと考えて除外しています。

 

今回は白色ワセリンを使います。 ステロイド薬のほうは皮膚科で処方されたモノを使います。

 

※ぼくはアトピーひどいほうなのでダイアコート軟膏などのかなり強力なレベルのステロイドを処方されます。

 

「脱ステ」する必要性を再確認する

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ぼくはガチガチの脱ステ論者ではありません。むしろ逆です。 ステロイドとは上手に付き合うべきだと考えています。
 

上手に付き合うためにステロイドの持つ副作用について理解しておく必要があります。

 

ステロイドの副作用

ここがきれいにまとめてくれています。 いろいろ書いてありますが、ぼくが特に気にするのが以下の2点。

 

・肌が薄くなる

・副腎がステロイドを作るのをさぼり始める

 

肌が薄くなると刺激に弱くなります。 よく水や洗剤に触れる手や、汗の影響が大きい関節の内側で問題になります。

 

副腎がさぼり始めるのも問題です。 ステロイドが外部から供給されるので働かなくなるという理屈ですね。 コレ自己治癒能力が低くなるという事なので非常にマズイです。

 

この2つの問題はステロイドを何か月も使い続けることでおこります。

 

ステロイドは数週間で使い切ってしまうのが理想。 ぶり返しのアトピーにステロイドを使ってしまうとどんどん効果が落ちる。悪循環に陥ってしまうということです。

 

脱ステ、控ステを考える理由

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ステロイドを効果的に使うために脱ステ、控ステは必要だと思います。

 

理想の動きはステロイドで短期集中的にアトピー肌を改善させてしまうこと。

 

ここでネックになってくるのが小規模なぶり返しです。

 

小規模なぶり返しでステロイドを使い続けてしまうと ①肌が弱くなる ②副腎が自力でステロイドを作らなくなる 為、からだがアトピーに対して弱くなっていきます。

 

だからステロイドを使わないという選択肢が有効になってきます。

 

ステロイドと上手に付き合っていくために、ステロイドを使わないと治るのにどのくらいの差が出るかを試してみるのです。

 

ゴールは2種類設定する。 ①生活に支障が出なくなるレベル ②完全にきれいになるレベル

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スタート時短の患部はこんな感じ(上の写真)。 皮膚が破けて汁が出ている状態です。

 

これに対してゴールは2つ設定します。

 

①日常生活に支障がないレベルまで回復

②完全にきれいになるレベルまで回復

 

かさぶたが傷口を覆うまでと完璧にきれいになるまでというイメージです。

 

どうしてこの2つを区別するかというと、①までの回復は割と差が出なかったのですが、②までは結構差が出てしまったからです。

 

ワセリンとステロイド、回復の差(経緯写真で確認)

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写真はワセリンでケア、掻き壊した次の日の状態です。

 

(わかりにくいと思いますが)傷口に薄い皮膚の膜みたいなものが作られて汁が出なくなった状態です。

 

この状態でも触るとペタペタします。 冬場この状態だと手袋したくないレベル(手袋が汚れるので)です。

 

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その次の日。掻き壊して2日目の写真です。

 

薄い膜がかさぶたになっている状態ですね。 触った感じもカサカサ。 汁気が全くない状態です。

 

このレベルに回復すると染みることもありませんし、汁で汚す危険もありません。 冬場なら手袋解禁して大丈夫なレベルです。

 

日常生活に支障がないレベルまで回復したといってよいでしょう。

 

ステロイドを使うとどうなるのか? 掻き壊した日からステロイドでケアすると翌日にはこの状態になります。

 

自己治癒との差は2倍。やっぱりステロイドは効果的なのです。

 

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患部の個所が違いますが、完全にきれいになるまではもっと大きな差が出ます。

 

画像親指の関節にアトピーがありました。10日以上前に掻き壊した部分なのですが、今でも像の皮膚みたいに荒れた感じになっています。

 

ワセリン、自己治癒力で経過を見ている部分です。

 

ステロイドを使うとどうなるのか? 1週間かからないくらいで元通りきれいに治ります。

 

ステロイドを使う優位性は早く症状が落ち着くことで、2度目の掻き壊しリスクに対応できること

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やっぱりステロイドはすごいなぁというのが正直な感想です。

 

アトピーは見た目の被害(苦しみ)が大きい病気なので見た目が早く治るというのはとてもありがたいことなのですが、それ以上に2度目の掻き壊しリスクが減るのがありがたいことだと思いました。

 

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写真の薄い皮膚膜ができている状態だとやっぱり刺激が強いんですよね。

 

患部が手という事もあり、手洗いなどの刺激回数が多く、けっこうかゆみを感じました。(コロナ対策で手洗いの回数が増えていたという事情もあります)

 

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このくらいまで回復するとかなり刺激を感じなくなるので、ステロイドがクセにならないよう脱ステ(控ステ)するなら、自己治癒でがんばる場合は2日目までが山場だと思いました。

 

自己治癒は2日目までが山場。 再発させないように全力で環境を整えるべき

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弱めの市販薬+自己治癒で頑張る場合、掻き壊してから2日目までが山場だと思いました。

 

掻き壊した後の2日間、体調と環境を整えることができるかどうかがキモです。 整えることができないならステロイドを頼るべき!というのが今回試したぼくの結論です。

 

整えることができないと同じ場所を掻き壊してしまう、再発や悪化してしまう可能性が高いと思うからです。

 

試した結果、日常生活に支障がないレベルまで回復するまで2日間かかります。 期間中かなり気を使った対策をしても2日間かかりましたので長引く可能性もあります。

 

 脱ステ(控ステ)する人へのアドバイス f:id:tumenoakari:20200708101513j:plain

 

安易に脱ステに走る前に自己治癒能力の実験をしてみましょう。

 

「医師と相談しながら」がいちばん良いのは当たり前ですが、アトピー治りかけの時やアトピーがぶり返したとき、特に症状がそれほどひどくない時ってついつい病院に行くのをためらってしまいますよね。

 

本当は逆で、この期間こそ病院に行くべきなのですが、難しいなら2日間を目安に判断すると良いと思います。

 

経験上、2日以上は危険です。 強くストレスがかかって悪化する可能性が高いです。悪循環に陥ると大変なので、長くても2日間で判断したいです。

 

病院でもらった、残ったステロイドを塗ってしまいがちですが、使う前に医師に相談しましょう。これは電話で良いと思います。

 

医師の知らないところでステロイドがクセになっている事態を防ぐためです。(医師は患者が来なければ「治ったのかな?」と思います。)

 

同じような理由で効果が高いと宣伝されるような市販薬は避けたほうが良いと思います。

 

何が怖いかというと、余計なモノを使ってしまうことで本命の「医者が処方する薬」が使えなくなったり効果が低くなったりしてしまうことです。

 

脱ステやることを否定しませんが、根を上げるなら早めに根を上げるベきだと思います。

 

ステロイドを使い続けることは推奨しません。ステロイドは短期決戦でやるべきです。

 

大切なのはバランスであり、バランスをとるためにじぶんの状態を知る必要があります。

 

適切なアトピー治療がされないと、肌が黒ずんだりします。 肌の黒ずみの原因はステロイドではなく、放置されたアトピー痕なのです。

 

アトピーは個人差の大きな病気ですし、自己治癒能力も個人差があります。 ステロイドを使い続けることに悪影響があるのも明らかです。(そもそも長期間使い続けるタイプの薬ではない)

 

アトピーには波があります。

 

じぶんの体の状態を確認しておき、じぶんの「目安」を作っておくと判断が早まり、結果として効率的にお医者さんと連携できるようになって効率的にアトピー対策ができるようになります。