シャワーの水圧というマニアックなアトピー対策

アトピーの人は高水圧のシャワーを好みます。

アトピーにしか伝わらないと思いますが、アトピーで掻き壊したところに熱々のシャワーを高水圧で当てると信じられないくらい気持ちいいのです。

しかしこれは諸刃の剣。

実は低水圧のシャワーこそアトピー向きだったりします。

節水や高水圧を考えてシャワーヘッドを交換する前に、シャワーヘッドの特徴と、アトピー向けのシャワーヘッドの要件をまとめておくと、アイテム選びの失敗が少なくなります。

水圧は肌への刺激になる 

高水圧シャワーを気持ちよく感じるのは刺激があるからです。

特に男性は高水圧のシャワーを好む傾向があります。

高水圧のシャワーは泡を落とすのにも便利なので「高水圧」を売りにしているシャワーヘッドは無数に販売されています。

節水シャワーヘッドが良い例です。

↓こういうの

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節水できるうえに水圧が高くて便利なシャワーヘッド。　すばらしい商品だと思いますが、残念なことにアトピーに対しては刺激が強すぎます。

節水と水圧両立のためにシャワーが細くなる。すると肌への刺激が強くなる 

節水と水圧の両立は難しいです。　水の量が減るわけですから水圧が減るのが自然です。

そこで節水シャワーヘッドは「水の出口を細くする」ことで水圧を確保します。

水の出口が細くなるわけですから針のようなシャワーになるわけで、肌への刺激が強くなってしまうということです。

アトピーにとっては強すぎる刺激になります。

美容系のシャワーヘッドは低水圧なことが多い理由 

意外にも美容系のシャワーヘッドは低水圧なものが多いです。

本気のスキンケアを調べてみるとわかりますが、シャワーを顔に当てることはNGと言われています。

顔は、肌の中でも特にデリケートな部分。　シャワーの水圧は刺激が強すぎるのです。

じゃあ低水圧シャワーなら何でもよいか？というとそうでもありません。

あまりに水圧が低いと使いにくいですし、汚れ落ちもイマイチになりますから、独自のテクノロジー（これが各社の差別化ポイント）で汚れ落ちや保湿に付加価値を持たせています。

アトピーが選ぶべきシャワーヘッド 

アトピーにとってお風呂の入り方は大切なことです。

入浴方法しだいでアトピーは良くも悪くもなるからです。

なので、シャワーヘッド単体で考えるのではなく、「入浴」を総合して考える必要があります。

アトピー対策をすすめていくと、洗浄力の低いせっけんを使うようになります。

保湿は言うまでもなく最重要です。

総合して判断すると、アトピー向けのシャワーヘッドは「汚れ落ち・保湿」を両立したものが向きます。

この条件は美容の分野で求められているものと同じです。　実は美容系のシャワーヘッドはアトピー対策に転用できるアイテムなのです。

条件を満たすシャワーヘッドは無数にありますが、ぼくはコレを買いました。

↓これ

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この系統のシャワーヘッドなら好みで選べばよいと思いますが、本当に色々あるので参考までに購入理由を書いておきます。

・歴史があった（レビューが多かった）

・高級 ホテルに導入されている実績があった

・消耗品がないタイプだった（交換わすれてしまう…）

・汚れを落とす機能があった

・保湿の機能があった

・ほどよい水圧だった

実際このシャワーヘッドとオリーブせっけんでケアし続けていますが汚れ落ち、夏場の臭いなどの問題を感じたことはありません。

保湿効果も実感できるレベルですし（特に冬！）、買ってよかったと思っています。

ちなみに水圧はそれまで使っていたシャワーヘッドよりも弱くなりました。

最初はかなり不満でした（水圧が物足りなかった）が、割とすぐに慣れました。　慣れてからは何も思いませんし、肌の調子も良いのでリピート買いすると思います。

アトピーが好みのシャワーヘッドを選ぶと逆効果になる

 今回伝えたいことはこれです。アトピーが好みでシャワーヘッドを選ぶと逆効果になる可能性が高い！ということです。

冒頭で言ったとおり、アトピーは高水圧のシャワーを好みます。

でも、高水圧のシャワーがアトピー悪化の原因になってしまう可能性がある。

「シャワーヘッドが原因」というのは知識が無いと出てきません。

まずはせっけんやシャンプーを疑うことになるでしょうが、それでは解決しないのです。

シャワーヘッドには「使い続ける」「使い漏れが無い」という特徴があります。

入浴する時に毎回必ず使い続けるのです。100%です。使い漏れはあり得ません。

アトピー対策としてはかなりマニアックな対策だと思います。

しかし、影響度合いはかなりのものになりますので、交換を検討する場合はこういう知識があると役に立つと思います。