会社に着いたら手指がかゆいです。 猛烈にかゆい!ってときもあればほどほどにかゆいってときもある。
特に冬、気温が低い時に発生します。
普通に考えてしもやけでしょうね。 しもやけがアトピーを刺激してアトピー的にかゆくなっているような感じがするので合体技のアトやけってところでしょうか。
イメージ、ドライアイスでやけどするやつのめちゃ軽い版だと思っています。 あと温度差。 温度差が原因なのは実験するとわかります。
通勤時、いちど片手のみ手袋をはめて歩くという「あの人、手袋片方無くしちゃったのかな?」スタイルをやってみると体感できます。 明確に手袋をしていないほうの手に症状が出ますから。
やってしまいがちな「ポケットに手を突っ込んで温める」はあまり効果的ではないというのが実感です。 これは、防寒目的なら十分効果的なんです。 気の利いたダウンジャケットとかには手を温める専用のポケット(ハンドウォーマーという)があったりしますので一般的です。
ですが、対策の肝は「時間」と「差」だというのがいろいろ試したうえでの結論です。
対策の「時間」については、冷気に手指がさらされる時間のことです。 この時間が長ければ長いほど痒くなりやすいです。 おそらく、湿度が関係しているのだと思います。 いや、雨の日でもなるからそうでもないかな? ともかく、手指が冷気と触れ合う時間が短ければ短いほど症状は出にくくなります。
「差」について。「時間」と連動するのですが、「サウナ→水風呂」みたいなスタイルが刺激になってしまっているのだと思います。 要は、常に一定以上の暖かさを維持するのが効果的だという話です。 ポケットに手を突っ込んで温めるスタイルの弱点はこれですね。 このスタイルはまさにサウナ→水風呂とやっていること同じです。
出発から到着までポケットから手を出さないなら良いですが、普通に考えて現実的ではありませんし、危険なので手袋で対策するのが良いという結論になると思います。
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冒頭で掲載している手袋の写真は「下履き手袋」です。
下履き手袋とは、靴下の手版みたいなものです。 この記事の文脈では防寒用手袋の下に装着します。
下履き手袋だけだと防寒性能が不足しています。 素手よりかなりマシにはなりますが、靴下だけで外出したら寒いでしょう? そういう事です。
手指のアトピーで手袋を敬遠している人、多いとおもいますがそういう人は下履き手袋を活用しましょう。 10組くらい準備して1日2~3組取り換えるくらいの気持ちで運用すると意外と防寒用の手袋守りながら使えますよ。
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わたしはこれ、アトピーと手袋の罠だと思っています。
手指のアトピーは手袋を汚してしまう為、手袋というアイテムを敬遠してしまいがちです。 また、たまに装着する「軍手」もアトピーと相性が悪いです。 手袋の質と使用シーンの兼ね合いでだいたい軍手して作業するとアトピー悪化しがちなので。
この経験と要素から防寒用の手袋と距離を置いてしまうケースがありますが、防寒用の手袋を使えなくなってしまうとアトやけから身を守れなくなってしまって、冬の間はアトピー悪化ループに入ってしまうのです。
これを現実的かつ良い感じにフォローしてくれるのが下履き手袋なのです。 わたしはアトピーはこの下履き手袋必須アイテムだと思っています。