サプリメントって怖いなぁ、罪だよなぁと。 前提として、サプリメントの効果を否定する話ではなく、単純に健康管理って難しいなぁという話。
サプリメントは薬ではないので、速効性がない傾向があります。 ビタミン欠乏状態の時にビタミンのサプリを飲むみたいなシーンだと速効で効果を実感する事が出来ると思いますが、医者に行くほどでもなく、とはいえ、このままで大丈夫かな、もっと良くなりたいな、という場面で選択肢に挙がるのがサプリメントだと思うので、速効性を溶融する事そのものがナンセンスなのですが。
2つの性質が絡まると非常に厄介で。 何が厄介かというと、効果測定が非常に難しいという点が厄介なわけです。 何せ、①悪くなる前に、未然に始める性質 ②速効性を要求できない性質 がありますから、サプリメントが効果を発揮しているのかどうか判断するのが非常に難しい。
これは怖さを伴う話だと思います。 何故なら、サプリメントが効果的かどうかの判断をする場合、サプリメントの使用を中止して、悪化するかどうかを確認することが合理的な分析の手法になるからです。
この情報を集めるのってかなり大変で。 サプリメントのレビューとか見ると、サプリメントを服用した後どうだったか?というレビューが大半である事に気づくはずです。 逆に、真に着目すべきレビューや情報は、取りやめてみてどうだったか?という内容です。
薄毛治療薬のミノキシジルがわかりやすい例です。 ミノキシジルは中止すると毛が抜ける(つまり、根治薬ではない)という情報が拾えます。 これは効果の裏付けになる内容です。
本ブログをはじめ、特定の個人(個体)が、特定のサプリメントを長期間服用しているタイプの情報を発信しているメディアを複数確保しておくのも効果的です。 勝手に長期人体実験(自己)をしてくれているわけですから、複数確保し、情報を突き合わせることで自分にとって良いサプリメントを見つける手助けになります。
サプリメント カテゴリーの記事一覧 - アトピーに負けないっ!
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個人的に「ハズレのない」サプリメントは栄養補給カテゴリのモノだと思っています。要するに食品系です。
エビオス等に代表される、整腸作用がある系の酵母を固めたもの
ビタミン剤など、ビタミンを固めたもの(飲む日焼け止めもこのカテゴリ)
青汁などの、食物繊維を集めたもの
プロテインなど、たんぱく質をまとめたもの
これらすべて、原理的に理想的な食生活が出来ていれば不要なものになりますが、現実的に理想的な食生活は難しいので、足りないものを補う形で活用するのが良いと思います。 また、ぜんぶ美容系の考え方と重複します。 肌をきれいにすることは、アトピー改善の目的と同じで、土台の部分をしっかりしようという内容になりますから、研究結果や分析内容が非常に参考になります。(化粧系の分野ではなく、肌をきれいにするスキンケアの分野)
特別な素材が使われた高めのサプリメントが悪いとは思いませんが、上記「基本セット」が無いと効果発揮できないような気がするんですよね。 栄養学である、なにか一つ栄養素が不足していると、これが足を引っ張って、他の栄養素が使い切れないみたいな。 高額なサプリメントを飲んでも効果が実感できる人とできない人に分かれるのはこのあたりが原因ではないかと分析しています。