アトピーの状況を観察していると、夏よりも冬のほうが状態維持むずかしいです。 乾燥が決定打になっている気がします。
乾燥は対策ができるもの。 とはいえその対策が限定的で。 加湿器をつけても保湿をしても冬の乾燥のパワーに打ち勝つのは難しいという結論。
加湿器で家全体の湿度を保っても、1日中部屋にひきこもっているわけではないですし、外出すれば乾燥環境に身を置かざるを得ません。
保湿も、保湿という行動の先、保護に限度があります。 経験上、保湿剤を塗りました、ハンドクリームを塗りました、だけでは効果が限定的という実感があります。 そのあとの保護が重要だと思います。
想像を絶するくらいマメな保湿をするなら話が変わってくるかもしれませんが、保湿は保湿した箇所の保護が効果的だと実感しています。 おやすみ手袋なんかが典型的ですね。
「保護」の肝はいかに肌の露出を無くすかというところになりますが、普通に社会に出て仕事をする場合は限界があります。
これが冬の間中、ずっと影響してくるわけですね。
夏は夏で汗の影響が強く出ますが、汗の影響はマメな汗拭きで対処でき、仕事場などの室内も冷房が効いた環境であることが多く、乾燥ほどの影響力が無い為、冬のほうがアトピーにしんどい季節と思うわけです。
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暑さ、寒さへの対処はエアコンでできますが、湿度の管理については湿度の管理という事自体が一般的ではなく、体やアトピーに対する影響度合いもじわっとしたものになる特性から、見過ごされやすく、対策が行き届かないという環境が作られます。
これと長期間むきあうわけですから、論理的に考えても冬のほうがしんどいと思うのが正しい気がします。
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高保湿のアイテムが使いにくいものしんどいですねぇ。 高保湿アイテムはどうしても使用感がべたつきますから。
肌質に合わせる必要もあるので、温度と向き合うよりも湿度と向き合うほうが難易度が高い。
しんどいので「これでもかっ!」ってくらいに対策を重ねておくくらいがちょうど良いのだと思います。