こんにちは。終身名誉アトピーの灯です。
突然ですが、対人折衝辛くないですか? できる事なら他人とあまり関わらないで生きたいと思いませんか?
アトピーは見た目に難のある病気です。 人からどう思われているか気になって仕方ない。 なるべくなら人と関わりたくないと思うアトピーの人は多いです。というかほとんどそうです。
ですが他人はあなたのアトピーはあまり気にしていません。
アトピー以外のところのほうが気になっている場合がほとんどです。
今回は他人から見たアトピーというテーマでお話していきます。
アトピーに害がないことは常識としてみんな知っている
小さいころにアトピーが原因でいじめられた経験がある人は少なくないと思います。 わたしもそのなかのひとりなので良くわかります。
アトピーは怪物みたいと言われても仕方がない見た目なので、子供の集まりで「周囲との差」が理由でいじめにあうのは(この文脈で)仕方がないのですが、年齢を重ねると話が変わってきます。
他人目線、一般常識としてアトピーに害がないことを理解するからですね。
アトピーはうつる病気ではありませんし、咳き込むこともありません。 突然血を吐いたりすることもありません。
じぶんに害を与えないことが理解できれば特別視する必要もなくなりますから個性として受け入れることができるわけですね。
逆に子供の頃はこの知識が不足しており、それに伴う恐怖感から攻撃的な、いじめという行動を取ってしまうのです。
見た目の悪さについても「気持ち悪い」という思いではなく「痛々しい、大丈夫かな」という思いである場合がほとんどです。
(嫌な例えですが、あなたが目立つ傷がある人をみかけて「気持ち悪い」とは思わないでしょう? 「痛そうだな、もう痛くないのかな、大丈夫かな?」と思うのが普通でしょう? アトピーも同じです。)
くわえて、アトピーになる人は自業自得と思われない理解がありますので、基本的に友好的ですらあるのです。(あなたの○○という行いが悪いからアトピーになったのよ!なんて思う人は誰も居ませんよね?)
まぁ、「かわいそう」と思われること自体が心理的負担になることもあるのですが、基本的に大人同士の関係性だとアトピー自体が原因で攻撃を受けることは無いのです。
アトピーが嫌がられるのではなく、清潔感を損なっているところで嫌がられている
アトピー自体が嫌がられることは無いといいましたが、アトピーの症状を原因とした清潔感の欠如で嫌われることはあります。
掻いたあとの皮膚が飛散すること、アトピーの粉ですね。
アトピー自体が嫌がられているのではなく清潔感の欠如を嫌われているわけです。
アトピー対人関係のトラブルはほぼアトピーの粉が原因だといっても過言ではないでしょう。
逆に、アトピー粉対策をしっかりしていればアトピーが対人関係の障害になることはほとんどないです。
アトピーの粉対策なんて難しくて出来ないよ!どうすればよいのさ!という人も居ると思います。
対策はそれほど難しくなかったりします。 たった2つのことを意識すればOKです。
・マメに鏡を見てアトピー粉を払っておくこと
・皮膚が露出している部分の保湿を行うこと
フケの対策みたいな感じですね。 鏡を見る機会を増やすのがポイントです。 どうしてもアトピー粉は落ちますから定期的に処理する対策はシンプルかつ効果的です。
あとは保湿。 アトピー粉は乾燥しているから飛散するのです。
ワセリンやベビーオイルを塗った個所をかいてしまった経験はアトピーなら誰しもあると思いますが、保湿剤が残っている個所を掻いてもアトピー粉は飛散しないでしょう?
あと、アトピーの粉は保湿された状態だと目立たなくなるという特性がありますから見た目を整えなければいけない局面でも役立ちますね。
清潔感維持、コミュニケーションの観点からもマメな保湿って重要なのですよ。わたしが脱保湿ではなく減保湿をおすすめする理由でもあります。
参考リンク→脱保湿ではなく減保湿がおすすめ。アトピー保湿が失敗するのは環境のせい - アトピーに負けないっ!
もちろん、コレを常時やり続けるのはすごく大変なのでそこまでやる必要は無いです。 相手も100%を望んでいるわけではありません。
対策方法を理解しておいてほどほどに気にしてあげるようにするだけで大丈夫です。
それだけでもだいぶ清潔感がアップします!
アトピーにとっての向き不向きを考えて環境を選ぶことも大切
アトピーとしっかり向き合って、アトピーに向いた環境に身を置くようにするのも大切です。
これは職業を選ぶときも重要なことになります。 例えば工場とかだとシンプルに異物混入の原因になりかねませんからね。
主観だとアトピーだからダメなんだと考えがちですが、客観だとあえてアトピーの人を選ぶ理由がないですからね。
アトピーとしっかり向き合って、向き不向きを確認して、それでも挑戦したいと思ったら「じゃあどうしよう」を考えて行動するわけですね。 アトピーを悲観して選択肢の狭さを嘆いても何のメリットも無いですからね。
アトピーならではの気遣いポイントがあって大変なのは事実ですが、認識して行動しないと良くなっていかないのは確実です。
何度も何度も言っていますが、アトピー悪化の原因はストレスなのでアトピーとしっかり向き合ったうえで前向きに行動することはとても大切なのです。
やっていきましょう!