お風呂上りにバスタオルで体を拭いて保湿しますが、この時からだが汗ばんでいて保湿クリームがしゃばしゃばになってしまい困ります。
ひと段落した後も、ちょっとしたら汗が出てきて保湿クリームが流れてしまい、汗が原因でアトピーがかゆくなってしまうことも。
風呂上りに水シャワーで体を冷やしても汗が引かずにとても困った経験があります。
そういう日はだいたい寝苦しくて夜中かゆくなって肌を掻き壊してしまいます。
長い間、悩みこまり続けてきましたがようやく原因がわかりました。 湿度が原因です。
湿度コントロールを上手にやるとアトピーはすごい楽になります。
- 湿度を60%くらいに保つようにしたらお風呂上がりの汗が引いた
- 湿度が40%を下回ると肌が乾燥してアトピーがかゆくなった
- アトピー対策するなら湿度管理をベースにするべきだと身をもって実感した
- お金をかけずに今すぐ湿度をコントロールする方法
- ウチの対アトピー用湿度対策
- 湿度がアトピーに与える影響は大きい。 まずは湿度をチェックしてみよう
湿度を60%くらいに保つようにしたらお風呂上がりの汗が引いた
お風呂あがりに汗ばむ原因は温度だと思い込んでいましたが湿度が原因でした。
前々から不思議に思っていたのですよ。 お風呂上りに快適な時と不快な時があってこの差は一体なんなのだろうと。
毎回同じようにお風呂を出る前に水温さげたシャワーで体を冷ましているのに汗ばむときとそうでない時がある。
エアコンで部屋を冷やしているのに汗ばむのは何でだろうと。ずーっと不思議だったのです。
ある冬、のどの乾燥がひどい時期があって、インフルエンザが流行していたのもあって湿度計を買ったのですが、これがヒントになりました。
のどの乾燥対策で面白がって加湿しまくってたらお風呂上りの不快感が凄いことになったのです。
湿度が原因なんだとようやく気が付きました。 お風呂上りに汗ばんで不快になる日の湿度は決まって60%を超えていたのです。
湿度が40%を下回ると肌が乾燥してアトピーがかゆくなった
こうなると逆も試してみたくなるのが人情というもの。
湿度が低いカラカラの状態だとアトピーの肌はどうなるのか試してみました。
ガンガン除湿して湿度が40%を下回るようになってくると保湿クリームを塗っても潤った感が続かなくなることに気が付きました。
ああこれは、今まで塗っても塗っても効かなかった原因ではありませんか! 保湿用品がダメだったのではなく湿度が低すぎたことが原因だったのです!!
マジでカサカサになります。びっくりするくらい。 特に顔、手、指、関節など露出している部分がカッサカサになります。 掻いたあとの皮がすぐに鋭くなる感じです。
それ以外の部分、のどや目なんかも乾燥します。
アトピー対策するなら湿度管理をベースにするべきだと身をもって実感した
このブログの大きなテーマが「アトピー悪化の原因はストレス」なのですが、快適ではない湿度は明らかにストレスです。
湿度をナメていました。 アトピー対策するなら湿度管理をベースにするべきです。
保湿用品本来の効果が引き出せるので効率がよくなりますし、アトピー以外の健康にも効果があります。
ぼくが湿度計を買った理由がまさにそれ、インフルエンザ予防なのですが、湿度が高いと汗ばむ不快感以外にもアトピー的にマズイことが起きます。
湿度が60%を超えるとカビやダニが発生しやすくなります。 これがアトピーに悪影響を及ぼすことは言うまでもないでしょう。
アトピー改善に湿度計は必須だと思います。
なんだかんだ「温度」は気にすることが多いのですよ。エアコンとか。 でも「湿度」って良くわからないんですよね。 見えないから。 だから見えるようにするのが大切。
今はエアコンに除湿機能がありますが、何%って指定できなくないですか? 高いエアコンならできるのかもしれませんけど普通(普通だよね?)はできないと思います。 湿度が見えないとコントロールできないのです。
未然に防ぐことがとても大切で、経験上「不快だなー」って感じた時点で遅いです。もうかゆい。
湿度が高くなりそうなタイミングでエアコン除湿にして、湿度が低くなりそうなタイミングで加湿器を稼働させるのが効果的です。
湿度を見える化しておけば、除湿器や加湿器の性能を100%活かすことができます。
ぼくが買ったタニタの温湿度計はあまりかわいくない顔が表示されるので、ぱっと見の感覚でわかりやすく、穏やかな顔に戻るとほっとするので気に入っています。
お金をかけずに今すぐ湿度をコントロールする方法
除湿器や加湿器を買えば効率的に湿度コントロールができますが、買うの大変ですし今すぐを湿度コントロールすることはできません。
また湿度をコントロールする機械はもれなく水を使いますから管理が大変です。 カビとかですね。
今から紹介する方法を知っておくと気になった時にすぐ実行できますし、除湿器や加湿器を買った後も「足りない」を補えるのでアトピー対策テクニックとして押さえておきましょう。
大前提として空気を動かせるようにしておこう
除湿も加湿も空気中の水分コントロールがやりたいという事なので空気を動かすことが重要になります。 効率段違い。
ウチはアイリスオーヤマのサーキュレーター(安いやつ)を2台フル稼働させています。
↓コレ。2台買うなら首振りいらなかったかも。
2台も要るのかよ?と思うかもしれませんが、1台だと空気の流れが一方通行になってしまうのですよ。
2台あると風を送りあうことができるので効率は2倍以上になると言っても過言ではありません。
直に風が当たるのが苦手(でも風呂上がりの扇風機は好き)でエアコンも得意ではないので空気を循環させるのがいちばん快適なんですよね。
除湿も加湿も空気を動かしてあげないと効果範囲が狭くなってしまいます。 空気をガンガン回しましょう!
エアコンで効果的に湿度を下げるコツと方法
エアコンに除湿機能が付いているなら除湿機能を使いましょう。 シンプルに一番強力です。
「除湿運転にしてもあまり除湿されないよ!」という人、いますよね。 ぼくもそうでした。
この症状で悩むのは賃貸住宅に住んでいて、備え付けのエアコンを使っている人に多いと思います。 最低限の機能だけの安いエアコンですね。
この手のエアコン除湿の設定にはコツがあるのです。
コツは除湿の温度設定を外気温-7℃にすること。 これだけで段違いに除湿されます。
勇気をもって除湿の設定温度を20℃にしてみてください。 ガンガン湿度が下がっていきます。 ちなみに室温はそれほど下がりません。(冷房運転と比較した話です。だんだん寒くなっていきます)
除湿の仕組みは簡単に言うとコップにつく水滴と同じ「結露」なので温度差が無いと除湿されないのです。 だから思い切った温度設定にしてやるとガンガン除湿されるわけです。
凍らせたペットボトルを使って湿度をさげる方法
もうひとつ凍らせたペットボトルを使った除湿方法があります。
やり方はすごく簡単で、凍らせたペットボトルに風を当てるだけです。冷たいペットボトルに風を当てて空気中の水分を結露させる仕組みです。
ペットボトルを凍らせるときは中身を20%くらい減らしましょう。凍った時に破裂します。(一敗)
たくさん水が出るのでトレイを用意しておくと良いです。タオルはおすすめしません。タオルが乾くと湿度が上がるので、パっと水が捨てられるようにしておくと効果的です。
エアコン使いたくない時やエアコン除湿で追いつかない時の追撃として覚えておくと便利です。
エアコン除湿は使えない時があるので意外とペットボトル除湿は出番多いです。 いくら除湿のためとはいえ、20℃設定で寝るのは怖いですからね。
エアコン除湿とペットボトル除湿で十分なのでウチは除湿器持っていません。
濡れたタオルを部屋干しして湿度を上げよう
加湿するだけなら簡単です。極論「水をまけば」良いのですから。 一時的に加湿するなら水をスプレーして回るのが効率的です。
加湿は維持するのが難しいのです。
ベタですが濡れたタオルや洗濯物を部屋干しするのがいちばん簡単で効果がある加湿方法になります。
あとは水を張ったタライを置くとか。ポイントは水と空気が触れる面積を増やすことです。縦に長い入れ物よりも横に広い入れ物のほうが向いています。 空気を当て続けるのも効果的です。
ぶっちゃけ、加湿は加湿器かったほうがいいです。 加湿し続けるって難しいんですよ。
濡れタオル方法でも効果はありますが、やっぱり限定的なんですよね。 風を送ってあげるとより効果的なんですが早く乾いてしまいます。
早く乾かないように!とタオルをびちゃびちゃにすると水滴の処理がめんどうですし、菌の繁殖が気になります。 アトピー対策でやる以上、菌という新たなリスクは許せません。
加湿自体やりすぎるとダニやカビが繁殖してしまいますから難しいのです。
エアコンが加湿してくれないのツライんです!
ウチの対アトピー用湿度対策
生まれてくる子供をはじめ、家族みんなが快適で健康に生活できるために。 じぶんのアトピーを快適センサーとして活用した結果そろえた装備を紹介します。
・無印良品の空気清浄機
・シャープの加湿機能付き空気清浄機
・アイリスオーヤマのサーキュレーター×2
・ハンディー加湿器
・凍ったペットボトル×2
・備え付けのエアコン(白くまくん)
空気清浄機で下から上へ、サーキュレーターで流れをつけて空気を循環させる
空気清浄機を2台、サーキュレーターを2台用意して上下左右、立体的に空気を循環させるようにしています。
冷房、暖房、除湿、加湿。
これが全部効率よくなります。 加えて空気を動かし続けることで空気清浄機の仕事率もアップさせています。 ものすごいホコリが取れるんですよ! アトピーなのでほこりも気になるのです!
除湿はエアコンで十分。寝るときの温度調整は凍ったペットボトルを活用する
エアコンの除湿機能は強力。 エアコンだけで十分です。
でも、コツでお話しした通り設定温度に問題があります。 特に問題になるのが寝るときですね。風邪をひくのは嫌ですから。
タイマー管理をするときもありますが、温度管理が難しいのでペットボトル除湿と併用します。
エアコンも凍ったペットボトルもかなり強力な除湿力がありますので除湿器を買う必要性を感じません。
空気がきちんと循環していればエアコンとペットボトルで十分快適です。
加湿は加湿器が無いと無理。ピンポイント加湿でバランスをとる
よく見るシャープの加湿器(空気清浄機)を使った経験上、加湿は加湿器に頼るべきだと確信しました。
↓このよく見るやつ 。インフル対策で買った。
水タンクに2.5リットルも入るのですが冬場マッハでタンク空になります。 空気乾燥しすぎ!
シャープのやつは「気化式」っていう加湿方式でこれは部屋干しと同じ原理の加湿方法なんですよ。 加湿方式としては受動的でそれほど強力じゃないのですが、それでもマッハで水がなくなる。
そもそも加湿したくなる時期って暖房つける時期で、エアコンの暖房は水分ガンガンもっていっちゃうんですよね。 条件悪すぎです!
だから部屋に目一杯の濡れた洗濯物を干すとかしないと追いつかない。毎日濡れた洗濯物を用意するのはちょっと現実的じゃないです。
だから加湿器は必要だな~と判断して買いました。
意外と便利なのがポータブル加湿器。 じぶんの周りだけ加湿してくれるだけでだいぶ違うし即効性があるから便利便利!
湿度がアトピーに与える影響は大きい。 まずは湿度をチェックしてみよう
アトピー対策用品は山ほどあります。 せっけん、保湿液、綿の肌着、やさしいタオルケット…
その中にひとつ湿度計をくわえるべきです。
どんなにたくさんのアトピー対策をやってもアトピーが良くならない。赤ちゃんが泣き止まない。夜中に掻きむしってしまう。
原因分析の中に湿度がないなら湿度をくわえてみましょう。
経験上、湿度50%~60%くらいの快適な湿度で眠ると夜中に掻き壊す頻度が劇的に下がります。
効果があるとわかっているので、ウチは絶対にベビーベッド専用の湿度計を準備します。