夏はみんな半そでを着ると思います。 暑いですからね。
アトピー改善の一環として半そでを着るという対策を聞いたことがある人おおいと思います。
アトピー対策で半そで。間違ってはいないのですが、意外と劇的な効果を実感した人は少ないと思います。
これは半そでならではの原因・理由があります。
実は「正しい半そでの着用方法」を知らないとアトピーは改善しない。 むしろアトピーが悪化してしまうことすらあるのです!
アトピー対策で半そでを切るのは通気性の確保し、刺激をなくすため
どうしてアトピー対策で半そでを着るかをまとめておきましょう。
・通気性を確保して汗をかきにくくするため
・腕(とくに肘の内側)に布が触れなくなることで刺激をなくす
他にも無数の理由がありますが、だいたいこの2つが主な理由になると思います。
この考え方はすごく正しいです。 しかし、見落としがあるのです。
・半そでを着ても汗はかく
・防御力が下がる
この2つが原因で逆にアトピーが悪化する可能性があるのです。
防御力の低下は大問題!
原因をひとことでまとめると「油断」です。
まず汗の問題。 半そでを着るくらいで発汗を止めることはできません。
結局汗はかくのです。 汗を抑える努力は大切だと思いますが、汗をかいたあとの処理のほうが100倍大切です。
逆に汗の処理さえしっかりできれば、半そでも長そでもあまり変わらないです。
本題は「防御力」の問題です。
腕が露出しますから日光の影響が避けられません。 日焼けですね。
日焼け以外にも刺激があります。
空気中にあるちりや汚れなどですね。 こういうものが直接刺激になります。
1年中半そでの人は居ないと思います。
これは「特定の季節だけ」肌をさらすという事。 しかも最も紫外線の強い時期に。
慣れていない。変化点。 悪い意味で、大いに刺激になってしまうのです。
半そでを着ること自体を否定しませんし、夏を過ごしやすくするために半そでは効果的だと思いますが、腕の守りが弱くなるということは認識しなくてはいけません。
シャツやUVカットパーカーなどを併用するとアトピー対策になる
日光対策は日焼け止めでも良いのですが空気中の汚れには無力です。 半そでの腕に白色ワセリンを塗るのも美観的に抵抗があるでしょう(そこまでするなら長そでを着たほうが手っ取り早いです)。
そこで頼りになるのがはおり物。 長そでのシャツやUVカットパーカーなどが良いでしょう。
特におすすめなのがUVカットパーカー。 ドライ素材で作られている事がほとんどですし、ポロシャツや半そでYシャツの上から着ることができるからです。
ユニクロでも通販でも買いやすいので、洗い替え含めて2~3枚持っておくと捗ります。
アトピー対策で使うので洗い替えは必須です。汗が残ったパーカーを着まわしてしまうとコレがアトピー悪化の原因になってしまいます。
↓こういうの。どこでも買えます。迷ったらちょっと大きめのサイズを選ぶのがコツです。
あと根本的に勘違いしやすい部分に触れておきます。
「半そで=涼しい」は絶対ではありません。 袖があったほうが涼しいという事があるのです。
シンプルに「袖=日陰」になりますから直射日光よりも涼しいという理屈ですね。
重要なのは『半そでか、長そでか』ではなくて「通気性」なのです。
※そういう意味でもはおり物はシャツよりもUVカットパーカーのほうがアトピー向きです。 ドライ素材のものが多く、ドライ素材は通気性にも優れているからです。
(カーディガンでも良いのですが、ドライ素材で探すと大変なのでまずUVカットパーカーが良いのです)
道具に頼って工夫して、夏を乗り切ろう!
アトピーにとって夏は地獄の季節です。
逆に夏を上手く乗り切ると年間のアトピー改善は大きく前進します。
アトピー対策で半そでを選んで着るのは良い事ですが、もう一歩「どうして半そでが良いのか?」まで踏み込むともっと良くなります。
ちなみにアトピー対策用品としてはおり物(UVカットパーカー)はかなり優秀です。 夏場は外と室内の温度差が激しいです。 体調管理にも役立つわけですね。
注意しないと実感できないことなのですが、体調が悪い時ってアトピーの調子も連動して悪くなるんですよ。
そういう意味でも、備えておくと安心なアイテムなのです。
特に季節の変わり目は油断しやすいです。 暑すぎる。 でも室内は寒い。 こうなった時に対策が無いと我慢するしかありません。 アトピー悪化の原因になってしまうのです。
だから「調整できる系」アイテムをカバンに入れておくのです。 事実、相当違うのでおすすめです!
今週のお題「暑すぎる」