アトピーに負けないっ!

アトピー克服した経験と方法をアトピーで生まれてくる子供のためにまとめたブログです

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寝ている間にアトピーを掻いてしまう対策

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アトピー永遠の悩み「寝ている間に掻いてしまう問題」について。

 

特にこの季節は悩んでいる人が多いと思います。

 

アトピーなら絶対に経験あるはず。 朝起きたときの絶望感は異常です。

 

この「寝ている間に掻いてしまう問題」には2つの改善策があります。

 

・そもそも掻かないようにする対策

・掻き傷を少なくする対策

 

そもそも掻かないようにする対策がいちばん良いのですが、最初にやるのは掻き傷を少なくする対策です。

 

掻かないようにする対策は完ぺきではありません。 それよりも確実に効果がある掻き傷を少なくする対策からやったほうが効率が良いのです。

 

掻き傷を少なくする対策をしっかりやっておくと寝ている間だけでなくアトピー肌全般に改善効果があります。 この対策は基礎的な対策なので万能なのです。

 

今回は「掻き傷を少なくする対策」を中心にお話していきましょう。

 

 

アトピーが掻くのを我慢するのは無理

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根本的に掻くのを我慢するのは無理です。

 

アトピーの人なら理解できる、というかアトピーの人にしか理解できないことになりますが、アトピーのかゆみは尋常ではありません。

 

一般の人が「かゆみ」と聞いて何を思い浮かべるか。

 

・背中がかゆい

・虫刺されが猛烈にかゆい

 

くらいだと思います。 これくらいしか経験しない、経験できないのですね。

 

アトピーのかゆみはこれらのかゆみとは比較になりません。 アトピーのかゆみは暴力的。もはや衝動なのです。

 

まったく我慢できないわけではありません。 しかし衝動的なかゆみを我慢すると精神がゴリゴリ削られていきます。

 

何より困るのが予兆なくかゆくなるところ。

 

かゆくなるのがわかっていれば備えて我慢できますが、ふとした時にかゆくなると脆いです。

 

これが寝ている間にも発生しますから目覚めてからの絶望につながってしまうのですね。

 

なので、最初の対策は「掻いてしまうこと」を前提にするべきなのです。

 

この記事では深く触れませんが、「掻くのを我慢する」こと自体がアトピー悪化の原因になってしまう可能性もあります。

 

掻くのを我慢するのは猛烈なストレスになりますし、掻いてしまった後のやってしまった感、罪悪感もストレスの原因ですからね。

 

参考記事→猫が教えてくれた、子供にアトピー掻くのを我慢させてはいけない理由 - アトピーに負けないっ!

 

具体的な対策は深爪

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家にあるものですぐにできて、効果も抜群な対策があります。

 

深爪しましょう。

 

一気にやってはいけません。 深爪は慣れが必要です。 

 

痛いくらいに深爪してしまうと深爪するの嫌になってしまいますし、痛さがストレスになります。 やりすぎ注意です!

 

特別な道具は必要ありません。 家に爪切りがあるでしょう? それを使えばOKです。

 

画像、右手なのですが人差し指の爪にちょっと白い部分があるのわかるでしょうか?

 

ぼくはこの白い部分、切ってしまいます。

 

画像の中指くらいが良い感じです。手を、爪を上から見たときに、爪の先に指先の肉が見えるくらいの長さですね。 慣れないと痛いですが慣れてしまえばどうということはありません。

 

このくらい短いと肌を掻くパワーが格段に落ちます。 まったく傷にならないわけではありませんが、掻き後が赤くなるくらいで留まるケースが増えます。

 

 

掻いた場所の皮膚が破けていませんから治るのも早いです。

 

ネイルとかありますので女性にはすすめにくい対策にはなるのですが……

 

肌の調子を整えるほうを優先するほうが良いのかなと思います。 アトピーで掻き壊れた肌は自分じしんが感覚的に不快なはずなので、総合的な満足度はこちらのほうが高いはず。

 

満足するまで掻いてしまうから意味無いよ! と思う人がいるかもしれません。

 

ぶっちゃけ最初はそうです。掻く時間と回数が増えるだけ。結果変わらずです。

 

でも、しばらくすると掻く時間と回数が減ってくるのですよ。

 

おそらく「慣れ」の問題です。 脳の錯覚といいますか。

 

『掻き壊しの程度』よりも『掻いた』という事実のほうが重要なのです。

 

デブ猫が首を掻く動画を見たことありませんか? あれ、後ろ足が首に届いていないですよね。 掻けていない。 でもなんだか満足そうな顔して終わりませんか?

 

トイレに行きたい!って思ってトイレに行ったら、トイレ到着した時点でなんだか満足してしまった経験、あると思います。

 

冷静に考えてみてください。 「かゆい」という衝動に対して「肌を壊して穴をあけたい!」という欲求を抱くでしょうか?

 

普通、「かゆい → 掻く」で完結すると思うのですよ。結果として肌が壊れるわけで。

 

なんなら「掻きすぎた」経験ってあると思うのですよ。気持ちいいを通り過ぎてしまうケース。

 

だから「掻く」ことは邪魔せず、力を削ぐ対策が有効なのです。

 

最悪の結果は同じでも踏みとどまる可能性を高めることが重要なのですね。

 

謎習慣よりも深爪を習慣化しよう

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昔はアトピーを治す習慣として乾布摩擦が推奨されたりしていたのです。

 

現代で推奨されていないということは…… まぁ関連性が低かったのでしょう。

 

こういう謎習慣に取り組むくらいなら深爪を習慣化するべきです。

 

深爪は確実なアトピー改善効果(アトピーを悪化させなくする効果)があります。

 

そして深爪は慣れとテクニックが必要です。 やりすぎると痛いですし、傷つけてしまうとばい菌入ったりしますからね。 熟練が必要なのです。

 

重要なので繰り返しますが、アトピーが掻くことを我慢するのは現実的ではありません。

 

手袋をはめても手袋を利用して掻きます。 寝ている間に掻かないようにするためにが縛り上げるくらいしかありません。(これはこれで別の健康被害につながります)

 

もっと言うなら「掻くの禁止」自体がストレスになります。 ストレスこそアトピー悪化の原因です。

 

アトピーと真剣に向き合うならば「掻く」こと自体は容認したほうがうまくいく傾向があると思っていますし、経験値としてもそうです。

 

深爪で傷が浅くなるのは物理の問題。 確実な効果が見込めますから「朝起きて絶望」で悩んでいる人は試してみてください!