良い計画を立てるには「コツ」があります。 それは、計画の中に予備日を設けることです。 これは、仕事でも、プライベートでも、アトピー改善でも、すべてに対していえることです。
そもそも、計画通りに進めば予備日など必要ありません。 そして、計画を立てたなら、計画通りに進めようと努力するのが普通です。 こう考えると、予備日の設定なんて必要か?と思ってしまいがちです。
ですが、この考え方は危険です。 何故なら、世の中には、さまざまな変数が存在するからです。 突発で発生するトラブルや、天候など、個人の力ではどうしょうもない出来事というのは存在します。
悩ましいのは、こういうものを織り込んでおくというのが難しい点です。 というか、突発で発生するトラブルや、天候など、個人の力ではどうしょうもない出来事が織り込めるならそういう計画を立てますので、この考え方は論理的に破綻しています。
そういう時に「予備日」を設けておくと助かります。
予備日に対して無駄を感じる人がいますが、それは予備日の使い方を突き詰めれていないだけ、もったいない状態だとおもいます。 計画通りに進めば予備日は余ります。 これが最も良い状態なのですが、この時間がもったいなく思うなら、この時間を「さらに完成度を高める時間」や「今回の計画をふり返り、反省と改善を行う時間」に充てると充実します。
計画バッチリは、うまくいくと気持ち良いですが、向きとしてはストレスです。 なので、あらかじめ予備日を設定しておくことは、ストレスに対する有効な対処法になるのです。
アトピーの原因はストレスですから、この効果は非常に大きなものになります。
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武道の考え方になりますが、古来より「残心」という心構えがあります。 相手を倒したあとも「起き上がってくるかもしれない」と想定し、警戒を解かないイメージです。 武道の型に組み込まれているくらいたいせつにされている考え方です。
故事でも「勝って兜の緒を締めよ」とありますが、これも本質的に同じ内容の話と思います。
このあたりを考えると、我々のストレスの大部分を占める要素がこれかもしれません。 「終わって油断したタイミングで切られている」のかもしれませんね。