こんにちは。終身名誉アトピーの灯です。
アトピーの標準治療であるステロイド。効果的な薬なのですが「脱ステ」という言葉ができるくらいの副作用がある薬なのも事実です。
今はさまざまなアトピー治療法がありますが、すべての病院で提供しているわけではなく、やはりどうしてもステロイドが最も身近なアトピーの治療法になってしまうという現実があります。
病院に行くとステロイドを処方されてしまう。 ステロイドを使いたくないけど使わざるを得ない。 アトピーの深い悩みです。
今回はステロイドを使った標準治療から脱ステロイドまでの理想的な流れの話をしていきます。
- ステロイドの副作用を確認しよう
- ステロイドは短期決戦。ステロイドが効いている間にアトピーの原因を無くすことが真の脱ステ
- ステロイドとアトピーノートを活用してじぶんのアトピー原因を突き止める！
- 効果測定には「やめてみて悪化した方」が有効
ステロイドの副作用を確認しよう
実際わたしは標準治療のステロイドを使いながらアトピーを改善し、今ではステロイドを使わなくなったという実績があります。
いまでこそステロイドは使いようだと思っていますが、昔はバリバリの脱ステ論者でした。
どうしてバリバリの脱ステ論者だったかというとステロイドの副作用が怖かったからです。
ステロイドが副作用のない薬なら「脱」なんて考えなくても良いですからね。
ステロイドの副作用として有名なのは下記の症状です。
なお、ステロイド外用薬の局所性副作用（塗った部分に現れる可能性のある副作用）としては、次のようなものがあります。
＜ステロイド外用薬の主な局所性副作用＞
・皮膚の萎縮
・毛細血管の拡張（特に顔面に起こりやすい）
・酒さ様皮膚炎、口囲皮膚炎、紅潮
・乾皮症（肌の乾燥）
・感染症の誘発、悪化
引用元→皮膚用薬によく配合されている「ステロイド」ってどんな薬？ │ 皮膚Q&A一覧 │ ひふ研 「ひふ症状、ひふ薬の使い方の疑問に答える情報サイト」 │ 第一三共ヘルスケア
一般的には肌の自己回復力が弱くなる、クセになる（どんどん強力な薬にしていかないといけなくなる）という感じで認識している事がほとんどだと思います。
副作用が存在しない薬などありません。 それこそアトピー期待の星であるデュピクセントも副作用があります。
とはいえ可能な限り副作用で悩みたくないもの。
だからステロイドの使い方をマスターする必要があり、結果として脱ステが達成されるという方式こそ正しい脱ステになると思っています。
ステロイドは短期決戦。ステロイドが効いている間にアトピーの原因を無くすことが真の脱ステ
そもそも、どうして「脱ステ」を考えなくてはならないくらいステロイドに依存してしまうのか？ これには明確な答えがあります。
それはステロイドは炎症を抑える薬であり、アトピーを治す薬ではないからです。
ステロイドを塗るとアトピーの症状である炎症がきれいになるのでアトピーが治った感がありますが、アトピーの根本原因になんらアプローチできていないわけです。
傷口が治ればステロイドを塗らなくなりますから再発するのは当然。 これがぶりかえしからのステロイドを使い続ける理由なのです。
真のステロイドの使い方はステロイドで症状がおさまっている間にアトピーの根本対策を行うことです。
「ステロイド＝アトピー用の薬＝アトピーが治る」ではないことを認識する必要があるのです。
ステロイドはあくまで炎症を抑える薬。 炎症がおさまっている間に、精神的に余裕がある間にアトピーの根本原因を突き止めるのです。
そうすれば結果として自然と脱ステできることでしょう。
そして、これこそがアトピー改善の難しさなのです。（そのためにこのブログで情報発信しています）
ステロイドとアトピーノートを活用してじぶんのアトピー原因を突き止める！
おすすめの方法についてですが、これはもうアトピーノート一択です。
大人アトピー性皮膚炎の原因がわかるアトピーノートをつけてみよう - アトピーに負けないっ！
もちろん、アトピーノートそのもにアトピーを改善する力はありません。紙と鉛筆ですからね。
それでも最も効率的なアトピー改善方法はアトピーノートだと断言できます。
なぜならアトピーの原因は無数にあるからです。 それこそ、星の数ほどあるでしょう。
これをノーヒントで、総当たりで対処していくのは相当厳しいです。
しかも環境の変化というのがありますから正解が変わってしまうこともある。ハッキリ言って無謀です。
これをケアしてくれるのがアトピーノートです。 アトピーノートをつけ続けるとヒント集みたくなるのですね。
アトピー対策は合う、合わないが激しいですから自分には何が合うのかという情報はとても重要。
何となくで理解している人がほとんどだと思います。大丈夫、じぶんの事だからきちんと理解できている、ノートなんかつける必要ないと思うかもしれません。
それでも。だまされたと思って試してみてください。
そして、それを見返してみてください。必ず発見があるはずです。 人の記憶はおぼろげなものです。絶対に記録をつけておいてよかったと思うはずです。
身の回りの出来事（環境の変化）とアトピーの状況、その時の治療方法や対策方法をまとめたデータというのはじぶんで作るしかありません。
脱ステに成功する人と失敗する人の差はこの蓄積にあるのです。
効果測定には「やめてみて悪化した方」が有効
最後に効果測定方法について少し解説します。
アトピーは悪化スピードに比べて改善スピードのほうが圧倒的に遅いです。
これがかなりクセモノで、アトピー改善やってもすぐに効果がでないものですから途中で止めてしまいがちなんですよね。
アトピーノートを併用するなら対策を始める時に2か月やる、3か月やるなど期限をあらかじめ区切ってみてください。
そして効果測定は「改善を中断して悪化するかどうか」で判断するとわかりやすいです。
ぶり返しになってしまうのでやや厳しめの方法になりますが、ありとあらゆるアトピー対策を100も200もやり続けるのは人生において大きな負担になりますから、本当にじぶんに合ったアトピー対策を見極めるのはとても重要です。
特にアトピー対策に熱心になると対策の重複が出てきます。
例えば青汁からはじめて万田酵素（発酵系のサプリ対策）を追加し、ソイラテ（豆乳）も追加したとしましょう。
これ全部「便秘改善」につながる要素です。 便秘改善を通じてアトピーを改善しようとするなら全部やる必要がない可能性があります。
やらなきゃいけないことがたくさんあるのは負担なので、どれかをやめて悪化するかどうか試してみても良いと思います。
いろいろ試してみることは重要ですが（やらないとわからないですからね）、それと同じくらいシンプルに研ぎ澄ますことも大切です。
時間的、精神的、金銭的な負荷とバランスを取らないと継続できませんからね。
脱ステはステロイドを使う前にやっておくのがコツです。 出口戦略のようなものです。
じぶんのアトピーのヒント集でありアトピー地図にもなるアトピーノートを活用すると無理なく脱ステできますのでおすすめです！
※子供のアトピーノートをつけてあげると最高のプレゼントになると思いますよ！
