アトピーに負けないっ!

アトピー克服した経験と方法をアトピーで生まれてくる子供のためにまとめたブログです

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アトピーのあなたを「不快だ」と思う人がいても、改善はあなたの課題ではなく相手の課題

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アトピーは見た目に難のある病気です。

 

掻き壊したところは醜く汚いといわれても仕方がない見た目です。

 

間違いのない事実ですし、何とかしようと改善するのは正しい行いです。

 

しかし、相手に不快な思いをさせて申し訳ないと罪悪感をいだくのは「思いやり」のひとことで片付くほど単純なものではありません。

 

「傲慢(ごうまん)だ!」という考え方もできてしまうのです。

 

相手の考え方(思想)を変えたい(コントロールしたい)と思うとアトピーは悪化します。

 

 

相手がどう思うかは相手の自由であり、相手の課題

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結論から話します。

 

あなたのアトピーを見て相手が不快に思ったならば。

 

その不快感を解消するのはあなたの課題ではなく、相手の課題になります。

 

あなたの努力が無駄だという話ではありません。 努力する必要が無いというお話でもありません。

 

厳しいお話ですが、あなたの努力で必ずしも相手が変わると思わないほうが良いというお話です。

 

じぶんは何のために努力をするのか?を深く考える必要があります。

 

一生懸命アトピー改善の努力をするのはじぶんの人生をハッピーにするためです。

 

相手をコントロールするためにアトピー改善をがんばるのではないのです。

 

じぶんのこと(アトピー)だけを考えるのではなく、相手のこと(心の問題)も考える

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相手がなにをどう感じるかは相手の課題、問題であり相手の自由です。

 

世界一素晴らしいニンジンを心を込めて作っても、ニンジンが嫌いな人には響きません。

 

それに対して「努力が足りないのか」「何がいけないんだ」と考えても状況は改善しません。

 

考えてみてください。

 

あなたは重度のやけど痕がのこる人に対して不快だと感じますか?

 

もし不快を感じるなら、そう感じてしまうじぶんの心に問題があると思いませんか?

 

もちろん最低限の改善(処置)がしてあることが前提です。 アトピーなら粉だらけで清潔感を損なっているにもかかわらず「仕方がない」と開き直っているようではいけません。

 

必要な処置が十分実施されていて、改善を継続しているのであれば。 できることをきちんとやっているのであれば。 そこからどう思われるかは相手の課題になります。

 

「じぶんのアトピーで相手に不快な思いをさせてしまっている」は謙虚に見えて傲慢(もしくは勘違い)になっている場合があります。

 

ドライに考えることと本当に相手の立場で考えることの違い

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「相手がどう思うかは相手の課題なのだから仕方ない」というのは相互理解の努力をしないという事ではありません。

 

ここで「あの人は心が醜い人なんだ」と切り捨ててしまっては同じレベルです。

 

手を差し伸べるのは大切なことですが、押し付けになってもいけません。

 

アトピー改善の努力がどれほどのものか。 相手が理解してくれれば素晴らしいことです。

 

これは相手の成長にもなりますからお互いハッピーなことになります。しかし、だからと言って強引に進めても良い結果にはならないでしょう。

 

ウザいと思われるのが関の山です。 明らかに一方的ですからね。(介入)

 

では思いやりのある行動とは何か。

 

相手と適切な距離感を保ちつつ、いつでも手を差し伸べられるようにしておくことです。

 

相手が求めていないアドバイスは介入ととらえられてしまう可能性があります。 相手が頑なになってしまったら解決が遠のいてしまいます。

 

だから「じぶんの課題」と「相手の課題」を明確にしておく必要があるわけですね。

 

「じぶんの課題」を明確にする(アトピーの具体例)

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「相手の課題」まで「じぶんの課題」だと思ってしまうと上手くいきません。

 

アトピーを例にとって「じぶんの課題」、じぶんがやるべきことをまとめてみましょう。

 

・アトピーが良くなる努力(課題)

・清潔感を保つ努力(課題)

・アトピーのせいにしない努力(課題)

 

この3つです。

 

アトピーで苦しむじぶんを救うためにアトピー自体を治しす努力をします。 病院に行ったり、生活を整えたりですね。

 

清潔感を保つ努力をします。 アトピーは性質上、清潔感を損ないやすいのでマメなフケ取り(粉取り)や着替え、肌に優しいスキンケアやヘアセットを行います。

 

いちばん重要なのがアトピーのせいにしない努力です。

 

「アトピーだから仕方がない」は正しいです。

 

しかし、だからと言って努力を怠っても良いという事ではありません。

 

アトピーが免罪符になることもありません。

 

現状を客観的に判断して必要な対策をやっていく。 ただそれだけです。

 

アトピーだからと嘆いても状況は好転しません。 これは誰もが理解しているはず。 じゃあなんで嘆くのか。

 

考え方が逆なのです。 改善したくない、改善しない現実に傷つきたくないからアトピーのせいにするのです。 じぶんが努力を怠っていることを認めたくないのです。 努力してもそれに見合う改善が確認できない現実から距離をとりたいのです。

 

他人の目が異様に気になる理由でもあります。 せっかくアトピーのせいにして目をそらしたものに気づかされてしまいますから。

 

じぶんを律することはとても大変なことです。 だから相手の課題に介入してしまうのです。(相手のせいにしてしまう)

 

かなり厳しいことですし難しいことです。 100%できることではありません。 だけど、これが理解できるとアトピーは一気に改善します。

 

相手はコントロールできないが、じぶんはコントロールできる

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相手を主にしてしまうと、死ぬまで恐怖とストレスにさらされ続ける人生になってしまいます。

 

なぜなら相手をコントロールし続けることは不可能だから。

 

構造上、相手が理解してくれなくなる、やってくれなくなる恐怖は絶対になくなりません。 ある日突然…の恐怖はなくなりません。

 

だから自分を主にする必要があるのですね。

 

相手をコントロールすることはできませんが、じぶんをコントロールすることはできます。 難しいことですが出来ることなのです。

 

じぶんが何をどれだけ努力したかと、それを相手がどう思うかは連動しなくて当たり前です。

 

勝手に相手に期待して勝手に裏切られたと思って傷つく。 これがストレスになってアトピーが悪化する。 いちばん避けなくてはいけない事態です。

 

じぶんの課題としっかり向き合ってじぶんの人生を生きていく。

 

これがいちばんのアトピー対策だと思いますし、仮にアトピーに特効薬があるとするならこれが特効薬なのだと思います。

 

↓アトピーの治し方みたいな本よりも、メンタル管理の本のほうがアトピー改善に効果的だと思うのです。