新しい事を始めるのはしんどいですね。 人間「新しいことを覚える」に対してストレスを感じるみたいです。
ゲームの分野ではこの対策が分かりやすく実行されています。 ゲームのチュートリアルでは、ひとつひとつの操作を丁寧に説明するだけでなく、ひとつひとつの動作がうまくいったタイミングで必ず報酬をもらえる仕組みになっています。
「ここをタップして攻撃してみましょう!」→「やりました!攻撃があたりました!」
このような流れです。行動ひとつひとつに対して「やってくれてありがとう」「やってくれたことは正しいです」と公定してくれるわけです。 そして、短いスパンで報酬をもらえるようにできています。 経験値とか、ゴールドとか、ガチャが引ける石などですね。
ここから考えるに、自分から始めたゲームという「娯楽」ですら、新しいことを始める、新しいことを覚えるに対して重点的なケアを行わないと離脱してしまう、そういうデータがあるからこのような仕組みが組みあがっているという事が読み取れます。
ゲームはこういう仕組みを運営サイドが整えてくれますが、現実ではこのような準備を整えてくれるケースは期待できません。 なので、あたらしいことを始めるのはストレスですし、なかなか行動に移さないで、今までやっていたような「安定」でお茶を濁してしまうわけですね。
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これはもう人間の仕様なので、努力とか根性とかでどうにかしようとするのは大変だと思うんですよね。 しかも「ご褒美が得られる仕組み」なんて現実にはあまりありませんから、基本的に辛いことになります。
ですが、辛い、しんどいで話が途切れてしまうと進歩がありません。 だって挑戦しないってことはやっていない/やらないという事になりますから、やっていないことに対して結果が出ないのは道理です。 なので、我々は向き合って乗り越えていかなくてはならないわけですが、それが難しいというジレンマをどうにかしなくては先に進みません。
具体的にどうすればよいか。 これはもう勢いに任せるのが良いというのが個人的な落としどころです。 最初に投資をしてしまうというか、とりあえず勢いで始めてしまう。 まずは形から入るみたいな感じですね。 最初に道具を揃えてしまう。 課金をしてしまう。 こうすることによる「やらないともったいない」で対抗する考え方ですね。
まぁ、この対策も万能ではなく、失敗すると「積ん読」みたいになるのですが、とはいえ「あとはやるだけ」という環境を作れることに一定の意味はありますし、これすらしなくなったらそれこそ厳しいと思うのでひとまずの動きとしては十分な価値があると判断しています。
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宇宙いちポジティブな捉え方をすると、積ん読や1回使ったっきりのアトピー対策用ハンドクリームの山などは挑戦した証なのです。