アトピーに負けないっ!

アトピー克服した経験と方法をアトピーで生まれてくる子供のためにまとめたブログです

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アトピーが改善する正しい洗濯方法。洗濯機や洗濯洗剤の選び方も

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アトピー改善を目的に、どんな洗濯方法がいちばん効果的なのか。

 

いちばん重要なのはアトピー用の洗剤を使うことではありません。

 

アトピーの洗濯でいちばん重要なのは洗濯の頻度です。 

 

アトピー改善のために正しい洗濯方法を知っておくととても便利です。

 

 

アトピーの不快感 第一位は乾いてカピカピになったアトピーの汁

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洗濯×アトピー対策で最も重要なのが乾いてカピカピになったアトピーの汁対策です。(浸出液といいます)

 

どうしてアトピーの汁が問題になるかというと、アトピーの汁が乾くとカピカピになるからです。

 

これにはおおきく2つの問題点があります。

 

1.布が皮膚に張り付いてしまう

2.乾燥したアトピーの汁が肌への刺激になる

 

両方ともかなりの問題点です。 しかし、良い洗濯環境を作ることができれば両方ともしっかり対策可能です。

 

アトピー皮膚に張り付いた布をはがしてはいけない

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洗濯の話をするまえに、アトピー特有の汚れのお話をまとめましょう。

 

アトピーならではの問題。 アトピーの汁で服が(布が)肌に張り付く問題。

 

関節部分のじゅくじゅくアトピーや寝ている間に掻いたアトピーがふとんに張り付いたりする。 あるあるだと思います。

 

べりっと剥がしてしまいがちですが、絶対にやってはいけないことの一つです。

 

いちばんケアが必要な個所に凄まじい刺激を与えることになるのは言うまでもないでしょう。

 

では、どうすればよいのか?

 

これには確実な回避方法があります。 水でぬらせばいいのです。

 

アトピーの汁が乾いているのが原因ですから、ぬらしてあげれば元通り。 肌への刺激すくなく剥がすことができます。

 

アトピーならではの汚れ方であるのと同時に、剥がすために濡らす必要がありますから洗濯物の管理が面倒な汚れでもあります。

 

アトピーの汁が固まったシーツはアトピー悪化の原因になる

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アトピーの汁はすぐにシーツをダメにします。

 

アトピーの汁の問題は布が傷口に張り付くことだけではありません。

 

アトピーの汁がシーツやふとんについて、それが乾くとガビガビになります。 このガビガビが肌への刺激になるわけですね。

 

これは寝ている間に掻いてしまう原因の一つです。 そして、寝ている間に掻くことを繰り返してしまう原因の一つでもあります。

 

アトピーの洗濯問題、いったんまとめ

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ここまでの内容をいったんまとめてみましょう。

 

・アトピーは洗濯物が増えがち

・アトピー汁は水に溶けやすい

 

要するに、アトピーの洗濯で重要なのは「頻度>>>洗浄力」なのです。

 

洗たくでアトピー対策するなら頻度を意識すると上手くいきます。

 

ただ、これがとっても難しい。 どうして難しいかというと「乾燥」が問題になるからです。

 

乾燥体制を整えることがアトピー改善に効く

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正直「洗うだけ」なら割とかんたんに実行できるのですよ。

 

洗濯物でいちばん問題になるのが「乾燥」なのです。

 

乾燥はとにかく時間がかかります。 逆に乾燥が問題にならない体制を作ってしまえばよいわけですね。

 

いちばん簡単な方法はドラム式の全自動洗濯乾燥機を導入することです。

 

かなり高額なアイテムになりますが、下手なアトピー対策グッズよりもよっぽど効果が高いです。

 

↓高いのよ…

 

家電の中でもかなり高額なアイテムなので万人におすすめできるアイテムではありませんが、アトピーで苦しんでいるなら検討する価値があります。

 

天候に関係なく、洗濯物を入れてボタンを押せば、洋服やシーツが乾いた状態で出来上がるというのはアトピー的に革命と言っても過言ではないくらい助けになります。

 

そこまでするのはちょっと…という人は近所のコインランドリーを開拓しましょう。

 

浴室乾燥機などを活用した部屋干しでも対応できなくは無いですが、頻度と大きさ(シーツはデカい!)を考えると困ってしまうのではないかと思います。

 

ずっとやり続けるのは大変なので「寝ている間に掻いてしまうなどの対策」として一時的に取り入れると良いでしょう。

 

アトピー対策的洗濯グッズの選び方

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アトピー対策にフォーカスした理想的な洗濯グッズの選び方を紹介します。

 

すぐに全部揃えるのは大変です。この記事をブックマークしておいて買い替えのタイミングで検討するネタに活用してください。

 

全自動洗濯洗濯乾燥機 

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 繰り返しになりますが、高いので万人におすすめできるアイテムではありません。

 

でも、アトピーは洗濯頻度が多くなりがちなので効果を実感しやすいアイテムであることは事実です。

 

洗濯機を買い替えるタイミングがあるのなら検討しましょう。

 

アトピー的にゆずれないポイントがあります。 それは乾燥容量の大きさ。

 

この手の洗濯機は洗濯容量と乾燥容量が異なります。 洗濯容量が10kgでも乾燥容量が3.5kgとかザラにあります。

 

アトピー改善目的で全自動洗濯乾燥機を使う場合、ほぼ100%乾燥まで回しますから、乾燥容量だけ見ておけばOKというくらい乾燥容量が重要です。

 

シーツなどの大物を洗うことが想定されますから、6kg以上の乾燥容量を持つ機種が望ましいです。

 

洗剤の自動投入機能などの付加価値を持つモデルもありますが「洗剤の量をコントロールしたくなる」ことがありますので、アトピー改善的にはあってもなくてもどちらでも良いです。

 

 

アトピー用洗濯洗剤& 洗たくマグちゃん

 

詳しく書いた記事があります。

 

子供の洗濯物にアトピー用の洗剤と洗たくマグちゃんを組み合わせる - アトピーに負けないっ!

 

洗濯頻度が高まれば高まるほど洗浄力を必要としなくなります。

 

洗濯頻度が1週間に1度くらいだと汚れが沈着しますからそれなりの洗浄力が必要になってしまうのですが、毎日せんたくするくらいの頻度だとそこまで強い洗剤はいらないのです。

 

洗剤については専用の洗剤を揃えておくのが良いでしょう。

 

↓アトピー専用洗剤「エルミー」

 

ただ、ちょっと高いので2つの使い分けをしましょう。

 

ひとつは寝具や肌着など「これぞ!」というものにのみ使うこと。

 

もう一つは洗剤節約系のグッズを併用すること。

 

↓洗剤節約系グッズの草分け的な「洗たくマグちゃん」

 

ちょっとくどいですが、洗濯頻度が上がればあがるほど洗浄力は低くてもよくなります。

 

衣類に残った洗剤が肌への刺激となりアトピーを悪化させるというケースもあります。

 

洗濯頻度を考えて洗剤を選べるようになるとアトピー改善が効率よく進みます。

 

裏技的アイテムのガーゼケットを上手く活用する

 

全自動洗濯乾燥機を揃えても毎日大量の洗濯をするのは大変です。

 

しかし、シーツについたアトピー汁のガビガビを放置するわけにはいきません。

 

そこでガーゼケットを活用します。

 

タオルケットは掻くからアトピーの子供にガーゼケットを買う - アトピーに負けないっ!

 

 

タオルケットよりも圧倒的に肌に優しいのが良いです。アトピーはタオルケットを使って掻きますからね。

 

ガーゼケットも大きいですが、シーツよりは小さいです。 コレを汚してもいい寝具として扱います。

 

2個買って交互に洗うことでシーツの洗濯頻度を抑えるわけですね。 毎日シーツが洗濯できる人には必要ありませんが、そうでない人のほうが多いでしょうから。

 

2個あると、どうしてもシーツが洗えない時に敷いて使うことができるのでおすすめです。

 

洗濯環境でアトピーは改善する

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アトピーと汁は切っても切れない関係です。

 

浸出液は皮膚を再生させるに不可欠ですが、布にしみこみ乾燥した浸出液は肌への刺激になってしまうのです。

 

だから、洗濯環境を整えるとアトピー改善につながるのです。

 

安眠につながるのもポイント高いです。

 

誰しも経験があると思いますが、ふとんの中の違和感には誰しもかなり過敏になります。

  

ふとんの間に砂っぽい何か(かさぶたでも何でもよいのですが)を感じたらすぐにふとんの外にけりだすと思います。

 

我慢することはできないと思います。 がまんするとストレスを感じる筈です。

 

アトピー汁のガビガビも同じ違和感なのです。しかも外にけりだすことはできません。 睡眠の質が悪くなる原因にもなるのです。

 

アトピーが悪化する負のスパイラルに陥るわけです。

 

アトピー&洗濯ときくと洗剤の強さや残りばかりに目がいきがちですが、頻度に注目して改善すると効果的なので、ぜひ試してみてください。