こんにちは。終身名誉アトピーの灯です。
アトピー対策でオーガニックコットンの肌着やタオルをそろえよう!
こう考えたことがある人いると思います。
しかし、この対策でアトピーが改善することはありません。
これには明確な理由があります。
今回はアトピーとオーガニックコットンについての豆知識を紹介していきます。
- オーガニックコットンと普通のコットンの品質は同じ
- オーガニックコットンはアトピーにやさしいのではなく地球にやさしいコットンなのだ
- アトピーはオーガニックコットンについてちゃんとした知識が無いと不幸になる
オーガニックコットンと普通のコットンの品質は同じ
先に結論からお話します。
実はオーガニックコットンも普通のコットンも品質は同じです。
オーガニックコットンだから特別に肌に優しいなどということはないのです。
だからアトピー改善を目的にオーガニックコットンを導入しても普通のコットンと変わらない結果にしかならないのです。
参考(肌着のグンゼのサイト)→環境にやさしいオーガニックコットン 私たちの地球のために|着ごこち+プラス|GUNZE(グンゼ)
オーガニックコットンはアトピーにやさしいのではなく地球にやさしいコットンなのだ
普通のコットンと品質が同じならどうしてわざわざ「オーガニックコットン」とアピールするのでしょうか?
それはオーガニックコットンが地球環境に優しい生産方法で作られるからです。
通常、コットンを生産するために農薬を使用します。
農薬を使用すると土壌や周囲の生き物に影響が出ます。 また、農薬を作る過程でCO2が発生したりもします。
オーガニックコットンを名乗るためには厳しい基準が存在します。
害虫対策に農薬ではなくてんとう虫やカゲロウなどの益虫を使う、雑草の除去を手作業でおこなうなどですね。 摘み取りも手作業になります。
これらの基準を守らないとオーガニックコットンと名乗れないのですね。
オーガニックコットンは地球にやさしいコットンなのです。
アトピーはオーガニックコットンについてちゃんとした知識が無いと不幸になる
ここまでの説明をきけばどうしてオーガニックコットンが高いのかが理解できるはずです。
そうです。オーガニックコットンの生産は手間がかかるからですね。
だから普通のコットンよりもオーガニックコットンのほうが高い値段になるわけですが、付加価値は製品の品質ではなく地球にやさしいという背景なのです。
アトピー改善目的でオーガニックコットンを買う不幸はここにあります。
何度もくりかえし述べている通り、オーガニックコットンの品質は普通のコットンと変わりないです。
肌着やタオルを普通のコットンからオーガニックコットンに切り替えてもアトピーが改善しないのは当たり前なのです。(切り替えでコットン自体の品質が上がっていればアトピー改善につながりますが、これは品質の問題でオーガニックは関係ないです)
アトピー改善を目的にするならオーガニックコットンにこだわる必要は無いということですね。
オーガニックコットン自体は非常に良いプロダクトです。 ですが「やさしい」という言葉が勘違いを生みやすいです。
アトピーなら肌にやさしいって思ってしまいがちですが、実際は肌に優しいのではなく地球にやさしいのです。(オーガニックであってもなくてもコットン自体がじゅうぶん肌に優しいです)
「地球に優しい」付加価値と「肌に優しい=アトピー改善につながる」という付加価値を勘違いしてしまうと残念な結果になりかねません。
「肌に優しい」にお金を払っているつもりが「地球に優しい」にお金を払うことになりますからね。
これはとても不幸なすれ違いです。
オーガニックコットンと普通のコットンの品質は同じという知識は役立つと思いますので、ぜひ覚えておいてください。
おまけ アトピー改善目的タオルの選びかた
おまけとして、アトピー改善を目的として具体的なタオルを紹介しておきます。
以前も紹介した1秒タオルですね。
過去記事→アトピーが助かる1秒タオルを知っておいた方が良い - アトピーに負けないっ!
吸水性が極めて高いタオルなので時短目的で紹介されることが多いアイテムですが、この機能はアトピー改善向きの機能だったりします。
なぜならこすらなくなるからです。こすらなくても肌の水気が取れるとどうなるか。
ごしごし拭かなくなるので肌への刺激を最小限に抑えることができるのですね。
アトピー改善目的でタオルを選ぶ場合、このような明確にアトピー改善につながる機能があるものを選ぶと失敗しないです。